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ギルド内での会話

「は、ハウンドパンサーの牙……?」


「なっ!?ハウンドパンサーだとっ!?」


思わぬざわめきがギルド内に蔓延する。

狼牙にとってあの狼がどれほどすごいのかわからないが、この反応をすると言う事は相当やばいやつなのだと理解する。

うんうん頷きながら受付嬢を見ている狼牙を見て、受付嬢は


「す、すみませんっ!こちら買取で……いいんですよね?」

「あぁ、構わない」


ハウンドパンサーの牙と言えば、武器の加工で重宝されること間違いなしの一品だ。基本的に買取などされることは滅多にない。

そのため、市場にはほとんど出回ることがないのだ。


「かしこまりました。二本で金貨20枚です」


そういって渡される少し小振りな袋。

持ってみると思ったよりも重いことに少し目を見開く。


ーーー純金製なのか………?


狼牙が思っている通り、この世界の通貨は基本的に純金、純銀、純銅でできている。

それ以外の成分が一切混じっていないので、よく溶かしたりして市場に出回ることもシバシバ。


「すまない。最近まで村で過ごしていたからこの辺の通貨の基準がわからないんだ。村では基本的に物々交換か、自給自足が主流だったから」


「あ!それなら簡単ですよ!銅貨100枚で銀貨一枚、銀貨100枚で金貨一枚となります!この上に白金貨などもあるのですが、滅多に使われることはないので、ローガさんはあまり気にしないで大丈夫だと思います!あ、失礼なこと言いましたよね!すみません………」


通貨の説明をしながら若干失礼なことを言ってしまう受付嬢。茶目っ気を出して舌を出しているのが可愛らしく似合っているのだが……


「いや、気にしてないから大丈夫だ」


この男鈍いにもほどがある。

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