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出会い 6
賢一と慎吾はもう既にペアTシャツを着る相手がいる。
賢一の相手は野球部のマネージャーで、慎吾は二年の夏休みに付き合いだした三組の子だ。
淳志とて、一年生の頃からペアTシャツには憧れてはいたが、いざ三年生になってみると、好きな相手はいるが、なかなかその相手に接近するタイミングがなかった。
小学生の頃から平々凡々で、背が特別高い訳でもなく、勉強も学年で中の中ぐらい。
顔にいたっては、少し眉毛が濃いぐらいが特徴の顔立ちだ。
もちろん女子からの熱い視線など皆無だ。
異性に興味がない訳じゃない。
好きなアイドルが出ている深夜番組を、親の目を盗んで居間でコッソリ見てるよりは、慎吾みたいに、親が寝た後の深夜、好きな相手と長電話していたかった。
淳志が想いを寄せているのは、二組の赤木真知子。
一貫校である共堂小学校から進学した、所謂内進組で、小学二年の時に同じクラスだった。
明るい性格で、絵を描くのが得意だったのを覚えている。
ショートカットがとても似合っていて、笑うと右頬の小さいえくぼが印象的だった。




