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【朗報】幼馴染をチャラ男に寝取られた俺、寝て起きたら爆速レベルアップできる能力で1年後には人生逆転できた模様〜大バズりしたチャラ男復讐配信がきっかけで世界を救う事にもなりました〜  作者: 霞杏檎
第一章 屑男断罪編 覚醒と始まり

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第2話 寝て起きたら爆速レベルアップ 

 結局、あれからは誰かしらによって呼ばれた警察に止められ、そのまま家へと帰ってきた。


 いつも使うマンションのエレベーターの中で俺は呆然としていた。


 まだこれが悪夢の一部なんだろうと、この扉を開けたら変な殺人鬼とか化け物がいてそれに驚いた俺は咄嗟にベッドから起き上がる。


 頼むからそんなオチであってくれ。


 エレベーターが5階に到着した音と共に扉が開かれるが、目の前にいたのは同じ階に住む住居人のおばあちゃんだった。


 夢なわけがない……


 俺は肩を落として、自宅の扉へと向かっていく。


 511号室と書かれた扉の前に立ち、俺はインターホンを鳴らすとマイクから聞き慣れた声が発せられた。


「はーーい!ってお兄ちゃんか、待ってて今開けるから」


 その声が途切れてから数秒後、扉が開かれるとアイスの棒を咥えた褐色ボブの少女が出迎えてくえれた。


 こいつは俺の妹の小川友実(おがわ ともみ)だ。15歳で今年中学卒業後に俺が卒業する予定の岡盛第三高等学校へと入ることになっている。


「お兄ちゃんおかえりーーってどうしたの!? 凄い傷だらけ!?」


「何でもない……」


 俺は不貞腐れながら部屋の部屋の中へと入ると、友実も並行して歩いてくる。


「何でもなくないよ! 今絆創膏とか貼ってあげるから!」


「俺のことはほっといてくれ!!」


 そう言いながら、俺は逃げるように自室へと入った。


「お兄ちゃん……」



 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎



 帰ってきてから、パソコンの前で呆然としていた。


「みんなこんぴよよーー⭐︎ 今日も始まりました探索者ぴよこの〜〜ダンジョン配信!! 今日は私のリスナーとパーティを組んでE級ダンジョンを攻略しまーーす⭐︎ リスナーのみんなは応援よろぴよぉ♪」



“ぴよこキタァアアアアアアアアア!!!!”

“生きがい”

“地雷系服えっっど”

“はじめまして!!”

“こんぴよよーー!!”

 ”待ってた!“

“ぴよこたんきゃわわ”

 ”応援するぴよ!“

“今日もがんばれーー!!”

“服えっっっっっっっ”



 俺の目の前では探索者が自由に生配信を行える大手ダンジョン動画配信サイト“Dチューブ”での配信が流れていた。


 動画内では地雷系メイク風のキャピキャピしたギャルが奇抜な装備でダンジョンに入ろうとする様子をみせている。


「探索者、か……」


 別に俺は配信者になりたくもなければ、目立ちたいわけでもなかった。


 ただ、俺は幼馴染と一緒に……楽しい探索者ライフをしたかっただけなのに……


 でも、彼女の事を考えれば考えるほど葛嶋の顔が浮かび上がり、身体が震える。


 今頃美香はあいつと……


 そう思った刹那、流し見していた動画を止め、俺はベッドへと飛び込む。


 もう……何もやる気はない……探索者になんかならなきゃよかった……もう疲れた……


 俺は部屋の天井を見ながら改めてステータスを起動する。


 目の前にはオール1の能力値と【寝る】だけのスキル。


 もうわかった……だったら使ってやるよこのゴミスキル……


「スキル【寝る】を使用」


 俺がそう言うと視界内のウィンドウが動き出す。


《起床予定時間を使用者のバイタルをスキャンしこちらで自動的に設定します》


 へぇ、流石はAI。


 俺の身体に合わせて設定してくれるのか。


 ま、俺はこのまま一生寝ていたい気分だからそこは適当にやってくれ。もうどうでもいい。


 今は休ませてくれ。


 俺の意思とスキルの効果によって俺の意識はゆっくりと眠りに落ちていく。



《それでは設定しました》


《現在時刻2030年03月01日》


《起床時刻2031年03月01日に設定》


《それではおやすみなさい》



 ーー???時間後



《小川圭太のレベルが1上がりました》

《小川圭太のレベルが1上がりました》

《小川圭太のレベルが1上がりました》

《小川圭太のレベルが1上がりました》

《小川圭太のレベルが1上がりました》

 ・

 ・

 ・




《時間になりました。スキル使用者を覚醒させます》




「んぅ……?」


 段々と俺の意識が戻ってくる感覚があり、ゆっくりと瞼が開いていく。


 しかし、眼に入ってきた光景は最後に見た自室の部屋の天井ではない真っ白の壁紙に白濁の淡く光った蛍光灯の着いた天井。


 起き上がると白いカーテンに囲まれた無機質な白いベッドの上に寝かせられていた。


「え? え? ここどこ?」


 俺が困惑して起き上がると隣には妹の友実が座っていた。


「おにぃ……ちゃん……」


 友実は俺のことを見ると目に涙を浮かべた。


「お兄ちゃぁああん!! よかったぁああああ!!!!」


 突然友実が涙を流しながら俺の胸に飛び込んでくる。


 ただ寝ていただけの俺は状況を理解できずにいた。


「と、友実……一体どう言うことだ?」


「お兄ちゃん探索者認定日からずっと()()()()()()()()()んだよ!! 私、怖くなってすぐ救急車呼んだんだから!!」


「目を……覚まさなかった?」


「ここは中央病院!! 待ってて! 今お医者さん呼んでくるから!!」


 そう言って、友実は一目散に病室から離れて行ってしまった。


 状況理解できない俺、取り敢えず周りを見ると壁についていた時計をちな見た。


 思わず二度見した後、目が飛び出そうになった。


「2031年の3月1日!? 丸々一年経ってんじゃん!!」 


 調べられる情報として一応自分のステータスを確認してみることにした。


 *************************************

 名前:小川圭太

 レベル:1096

 職業(ジョブ)探索者(エクスプローラー)(初期職業)

 称号:無し


 HP:10970/10970 MP:10200/10200


 力:12000

 防:11120

 知:10980

 速:11020

 運:10990


 スキル:【寝る】


 *************************************


 ……え?


 ステータスを確認してみると俺のステータス画面がバグを起こしてしまっているようだ。


 ははぁ〜〜ん、なるほど。そうかそうか俺はまだ夢から覚めてないんだな……そうだ、きっとそうに違いない。


 ベタだが、俺は自分の頬を少しつねってみるが少し痛いだけだった。


 何か大きな……強い衝撃とか与えられたらわかるかもな。


 俺はベッド横へ立ち、入院着から近くに畳んで置いてあった俺の私服に着替え、その場から離れた。


「圭太さん! 無事目が覚めました……か?」


「あれ!? お兄ちゃん!?」


 友美が医者を連れて来た頃にはもう部屋に俺の姿はなかった。



 ☆☆☆☆☆



 俺は病院を抜け出して現実世界の記憶を頼りに市街の中を歩み進めていた。


 どうやら夢であろうと俺の知っている岩手県岡盛市の街並みは変わってはいなかった。


 俺がやって来たのは岡盛駅西口近くにある建物だった。


 そこはダンジョン調査センター、通称DIC(Dungeon Investigation Center)と呼ばれる施設だ。


 都市内で出現したダンジョンの情報全てがここで管理されており、探索者の多くはここで自身のレベルに応じたダンジョンの調査依頼を受けてダンジョンへと向かうと言うのが一連の流れだ。


 俺がここへ来た理由は簡単で、このステータスが正常なのか、そして俺が今見ている世界が夢か現実なのかを確認するためである。


 DICの中へと入り、俺は受付へと向かうと、インカムをつけた金髪の女性が対応してくれた。


「ようこそダンジョン調査センターへ! ご利用は初めてですか?」


「はい、ダンジョンの調査をしたいのですが……」


「かしこまりました! それではまず新規アカウントをお作りしますので右腕のAdamを読み込ませてくださいね。よろしければこの読み込み盤に手を置いてください」


 読み込むと言うことは俺の情報が見られると言うことだ。


 情報を見られるのは少々トラウマだが、仕方なく右腕を読み込み盤の上へと載せる。


 機械が反応し、数秒で俺のAdamの情報が読み取られると、モニターの前で女性が驚いた表情を見せた。


「……えと、小川圭太様でよろしいでしょうか? 小川様はこれまで一度もダンジョンに潜られたご経験がなさらなかったのですよね?」


「はい」


「……(うん、調べてみても確かにアカウントは存在しない……レベルが4桁台の探索者なんて数人しか……しかも初期職業の探索者なんていたの!?)」


「あ、あの、大丈夫ですか?」


「……はっ!? 大変申し訳ございません! 不正などは確かに見受けられませんので即時アカウントをお作りいたします!!」


 こうして、数分間目の前で女性の高速タイピングを見ながら待っていると遂にその時がやってきた。


「大変お待たせいたしました! これにて小川様のDICアカウントが出来上がりましたのでスマホなどでDICアプリがしようできるようになりました。本日は初回ということで、もしこのままダンジョン調査に向かう場合私が小川様に合ったダンジョンの調査依頼を受注する事が可能ですが如何なさいましょうか?」


「なら、俺1人で入れる一番難しいダンジョンをお願いします」


 俺の注文に女性の顔が引き攣る。


「え、えっと……まず基本ダンジョンと言うものは探索者数人でパーティを組んで頂くことで確実に安全にダンジョンアタックをクリアできると思うでのパーティを組む事を推奨しますが……」


「友達、いないのでソロで良いです」


「……それにソロでのダンジョン調査はこちらの規定でC級までしかご案内できませんが……」


「良いです。それでお願いします」


「……かしこまりました。それではご案内しますので小川様のAdamへアプリを送信致します」


 受付の女性は渋々俺の要求に応えて、またタイピングをし始めた。


 そして、数分後ーー


「小川様に入って頂くC級ダンジョンの予約が完了しました。詳細情報はアプリのの方をご覧ください。それでは、探索者様のお帰りを無事に願っております」


 俺は受付を済ませるとアプリを起動しながら直ぐにC級ダンジョンの場所へと向かうことにした。


 *************************************

 DIC登録により“ランク”、“DPダンジョンポイント”が追加


 名前:小川圭太

 レベル:1096

 職業(ジョブ)探索者(エクスプローラー)(初期職業)

 称号:無し

 ランク:なし

 DP:残高なし


 HP:10970/10970 MP:10200/10200


 力:12000

 防:11120

 知:10980

 速:11020

 運:10990


 スキル:【寝る】


 *************************************



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