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純白な咆哮

作者: 玉石正理

真新しい大気は無節操な幸せの予感。

独り占めを誤解させる解放感。

初めて捲るページのような甘い期待を抱かせる時間。

身勝手とは認めながらも高揚する結末に向かって。

漂う靄、焦らされるのは慣れている。

もったいつけた幕開け、独断で熱い号砲解き放つ。

じりじりと這い上がる熱狂の小康状態。

漲る霧、待たされるのは許してる。

ひりひりと染み渡る朦朧の悦び。

追いついてやろう、優れた子らの先頭集団。

追い抜いてやろう、選ばれた命の敗走集団。

漂う靄吸い込んで、漲る霧吹き飛ばして。

めざましい復活の朝を迎えて。

独壇場を確認したら、鳴らせ響かせ独自の号砲。

めざましい復活を導く朝を迎えて。

満たされた子らの最後尾、見届けてやろう、真新しい復活の為に。

満たされた命の最後尾、見届けてやろう、身勝手な幸せの為に。

潔白なページを携えて。

純白な咆哮を響かせて。

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