表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

MY song

オーライ。

作者: caem


「出発進行ーー」


 そう告げるのが決まり(ルール)


 前方ヨシ、後方ヨシ。


 指差し確認、目視で確認。 蓋を閉める。


 すべての指揮は委ねられていたのだ。


 たとえーー無人駅であっても。


 車掌さんとは、それほどまでに大切で手抜きなど許されない。


 ゆっくりレバーを下ろし、メーターを確認する。


 制限速度いっぱいで、なお、緩やかに出発した。


 ーー次の駅まで。


 のんびりした、のどやかな風景と、爽やかな空気。


 頬に叩きつけられてくる日常は訪れるほど当然でいて。


 ただ、気付かなかった。 乗客の正体に。




 真っ黒に埋め尽くされてゆく。




 混沌の列車は、かき(・・)集めていった。


 駅に着く度、すべてを。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ