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魔法使いの苦悩  作者: 黒緋クロア
第一章 魔法使いは苦悩する。
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プロローグ

 魔法……

 それは、自分の体内に血液のように流れる魔力を体外に噴出し、具現化すること、もしくはその方法である。

 そして、魔法を使える人間のことを、魔法使いと呼ぶ。


 退魔……

 それは、魔界からこの世界に入って来た魔物や魔族を退けることである

 そして、退魔をする人間のことを、退魔士と呼ぶ。


 魔法使いと退魔士は、とても数が少ない…1つの国に、それぞれ1人ずついれば恵まれている。

 数は少ないが、魔法使いも退魔士も、この世界では誰もがその存在を知っている。常識だ。


 そして、魔法使いと退魔士が犬猿の仲であることもまた、常識だ。


 魔を使う者と

 魔を退く者……


 それらは決して交わらない……平行な直線のような物だ。


 だが、1人の魔法使いの青年の存在が、その常識を覆すことになるとは……


 彼が生まれた時は誰も……いや、彼が生まれてから16年近くたった今でさえ、誰も思っていないのだ。


 生まれた時からわかっている人間など、誰もいない……はずだ。


 彼が常識を覆すのは、まだ少し……先の話である。

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