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樹木転生生活  作者: シキシ
転生
13/30

12話 動物達との話し合い (中編)

こう言う話し合いは、言い出したやつが仕切るべきだと思ったので俺から話しかけた。


『昨日、俺が君達の主になったわけだけど、それについて意見があるやつはいるか?』


動物達が俺を注視して近く者と話始めた。

まあ、当然だよな。いくら食料不足を解決したからって、よそ者がいきなり村の主になるなんてことはないよな。それに動物達は、力が強い=偉いだったから、力も示してない俺じゃだめだよな。戦っても負ける気しかしないし。

そう思いながらこっそり動物達の話に聞き耳をたてた。


『『守り神』様はなにをいってるのかな。』

『よく分からないけど、『守り神』様に従えない者はいないかってことじゃない?』

『なに、誰だそれは!俺が蹴り飛ばしてやる。』

『早とちりしないでよ。そう思っている者がいないか確認されただけだって。』

『そ、そうか。でもそんなやつはいないよな。昨日、村の全員で忠誠を誓ったんだから。』

『そうよねー。どうしてこんな質問をされているのかしら。』


などなど、予想とは違う話をしていた。

……動物達にとっては忠誠は絶対なのかな。

俺が知ってる話だと、忠誠とかを口約束で誓っても、「口約束だから証拠はありません。(笑)」って言われてすぐ裏切られたりしている気がするんだけど。

…俺の心が汚いのかなー。

そう思っていると、銀智猿と鉄壁熊が動物達を沈めていた。そして、鉄壁熊が俺に話しかけてきた。


『あなた様が、何を思って言われたのかは分かりませんが、私達はあなた様に忠誠を誓った身、あなた様が私達の主であることに不満があるものはいません。』


と言うと鉄壁熊が頭を下げてきた。すると他の動物達も頭を下げた。同じ光景を昨日も見たなと思ったが、一ヵ所だけ違う箇所があった。

動物達の中央付近でなにかが跳ねていた。よく見るとそれは、周りの幻影鼠と比べても一回り小さい幻影鼠だった。

それに遅れて気づいた周りの動物達が慌てて幻影鼠に話しかけた。


『お、おい。何か『守り神』様に不満があるのか?事と次第では、子供でも容赦しないでお仕置きするぞ。』


あの小さいのは子供だったようだ。なるべく穏便に事が進むよう願っていると、小さい幻影鼠は首をかしげて言った、


『どうして、『守り神』様って呼んでるのに主なのですか?『守り神』様なら神様なんじゃないんですか?』


動物達はその言葉聞き全員固まった

あー。そういうことか。これは早い段階で否定してなかった俺がわるいな。今から訂正して、幻影鼠をお仕置きしないようにしてもらおう。

そう、動物達に伝えようとすると、


『そうだ、この子の言う通りだ。『守り神』様は神様じゃないか。』

『何でこんな簡単なことに築かなかったのかしら。』

『『守り神』様は、きっとこれに自分達で気づかせようと、話し合いの日を今日にして、昨日は落ち着いて考えれるようにしたんじゃないか。』

『きっとそうね。それなのに私は、勘違いして新しいスキルの試し撃ちや、模擬戦なんかに使ってしまったわ。』

『それなら俺もだ。昨日は種族内の新しい序列を決めるための決闘をしてた。』

『ああ、どうしましょう。間違いを正すための時間を貰っておきながら、それに気づけなかったなんて。』


ちょっと待って欲しい。昨日、決闘とかをしていたことも問題だが、それよりこのままだと、神様扱いされてしまう。主になるのもいっぱいいっぱいなのに、神様なんかやってられるか。


『静まれ、静まるのじゃ。』


銀智猿がそう言うと、動物達は喋るのを止め銀智猿を見た。

よし、銀智猿どうにか誤解を解いてくれ。

俺の正体を正しく知ってる銀智猿なら、俺が困るようなことはしないはず、


『皆の言う通りじゃ。『守り神』様はわしらが、力だけでなく頭も鍛えるように、自らでは指摘せず皆で考える時間をくださったのじゃろう。これからは、このような失態せぬよう、頭も鍛えていこうぞ。』


銀智猿がそう言うと周りの動物達が、「そうだな、頭も鍛えないとな」とか、「私、今回のことを教訓にがんばるよ」とか言い出した。それを見た銀智猿の口許が笑ったのを俺は見逃さなかった。

…あいつ、村の皆が頭を使うようにこの状況を利用しやがった。絶対あいつに仕事押し付けてやる。

俺がそう決意すると銀智猿が話しかけてきた。


『『守り神』様、申し訳ありませんでした。今後は、わしが村の皆を教育しますので、今回はどうか罪に問わないことにしていただけないでしょうか。』


思いがけないことに、銀智猿から仕事につくと言い出した。

でも、後で今後について話さないといけないので、一様呼び出すことにした。


『分かった、今回のことは不問とする。ただし、銀智猿だけは後で俺のところに来い。』


銀智猿は、そのだけで言葉の意味を察したのか、こちらに向き直り言いだしてきた。


『ありがとうございます。わしらは、神であるあなた様に一生仕えます。』

『『『『『仕えます。』』』』』


今回はちゃんと動物達が全員で頭を下げてきた。

結局、神様にされてしまったけど、もうなるようにしかならないし、この動物達の神様として頑張りますか。

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