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ー第4話3
白い闇が夢から醒めて行くように晴れて行く。
セリカに座って二人を抱き寄せた姿勢で
ドスンっ。
と路肩に落ちた。FTR が見える。
北警察署は新しいビルに建て替えられていた。
バラバラバラバラ
上から爆音が降りて来る。ロープが何本も落ちて来て、米兵が滑り落ちてきた。
見上げた米兵はまた山際さんだった。
「土岐。よくやった。任務完了だな。キャッシュカードは返さなくて良いそうだ。その代わり、カメラごと画像をわたしてくれ」
「10億の報酬ですか?」
「口止め料込みだ。しゃべるなよ。命も没収される」
「米軍が展開したんですか?」
あちこちに煙が上がっている。
「米軍どうし、戦闘した。あと始末が厄介だな。将軍の解任どころか大統領の辞任も有り得る」
「それで良かったんですか?」
「タイムアフタータイムは封印された。充分だろ」
山際さんはヘリに回収されて、空に消えた。
FTR に乗って、コンビニに行った。
自動ドアが開くと、渡辺が立っていた。
「お帰りなさい。早く…聞いて!」
「許してくれる?」
渡辺は深呼吸した。
「許してあげる。私も許してくれる?」
僕も深呼吸した。
「君の別れた旦那さんも、渡辺の男の子も含めて、渡辺を受け止めるよ」
とめどなく流れる涙の渡辺を僕は抱きしめた。




