尊厳死からの恥辱の開始
今日も朝からまぶいまんこにセクハラリプを送信っと。
こうして、一人の女性のさわやかな朝を奪い、自分はさわやかな朝を送る幸福よ。
んじゃ、身支度して学校に行こうかな。お母さん、行ってきます!
今日も元気にセクハラ決めたら業を背負って、登校だ。(横浜銀蝿風)
学校に着いたら、何事もなく一日がすぎて行くように思えた。
しかし、昼休みに先生から呼び出されたので、事務的な用事かな?と思い教員室へ。それダウト。セクハラのことでこってり絞られ、デブの私からは脂汗と見苦しい言い訳がしたたり落ちた。しかし、とっさに頓智のきいた言い訳などできるわけもなく、かといって、今後のことを考えると罪を完全に認める事もためらわれる。
停学と被害者への謝罪を義務付けられた私は、絶望して家に帰り、遺書を書いた。絶対反省しないという気持ちと、セクハラ被害者がチクったせいで私は死ぬなどという旨の内容をつづって。ドアノブにかけたネクタイに首をかけ、薄らいでいく意識の中、現世におけるしたりない事が走馬灯のように頭に浮かんだ。意識は明転した。まぶしさに目を細める。死に損ねたかな?目が慣れてくると、やたら露出の多い壮年の女性が、まるで王の玉座かくあるべしといった椅子に座り、見下すように笑ってこちらを見ている。誰?こいつ、と思いつつも、私は彼女の神々しさに圧巻された。