表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4人の王子と1人の皇太子  作者: アルゴンa
2/11

皇太子エイン

アルバース王宮の東側に皇太子の部屋はある。

中は黒色の家具で統一された美しいもの、だけど、その部屋はベットと机と椅子、クローゼットくらいの家具しかなかったが。

ベットには金髪の男性が寝ている。


毛布を被っている男性は突然、眉を歪ませむうーっとうめき声のようなものをあげていた。どうやら悪夢を見ているようだ。


死にそうな青白い顔をして、うなされているのはこの国の皇太子エイン=アルバースだ。



彼は夢を見ていた。とてもこわい夢だ。かぼちゃを被っている第5王子フェレクに殺される夢だ。手にはピカピカ光る刀を持っている。なぜか身体が動かない。

持っていた剣を振り上げようとしたその時、血飛沫が飛び散り、頬を濡らす。誰のものだ……そう思い視線を横にずらした。


横にずらした瞬間答えが分かってしまった。


積み上げられた死体の数々、父や母、弟、妻と子、家臣と思わしき男、無差別に積み上げられた死体の山だった。

みんなエインをなぜお前は生きているとでもいいたそうにうらめしい、と視線を投げかけていた。


「う………‼うわあああああああ⁉」


被っていた毛布ごとベットから落ちてエインは起床した。絶叫しながら朝を迎えるのも7日目でまわりも慣れたようで兵士たちは慌てて部屋に入ってくることもなかった。


悪夢を見るようになったのは1週間前だ。周りからは変わったといわれるようになったが、変わっていることは理解している。イヤ、これで理解しない方がおかしい。

20歳のエイン=アルバースには、別人として生きた20年間の人生があった。20歳まで生きてどこかで死んだのか…それは覚えていない……だから精神年齢だけ20歳老けた悪い言い方をすればこうだ。


取り敢えず自分の置かれている状況も推測することも可能なほどに落ち着いてきたので考えることにした。


まず、前提として自分はエイン=アルバース、しかし年齢20歳、自分とは違う別人の記憶にはなぜか30代まで生きた記憶があるような気もする。

「可哀想……皇太子なのに一言も喋らずにあの世にいくなんて‼」いきなり声が頭にフラッシュバックする

なんだ誰だ?今のはそうか……ここはあの漫画「ギルティーナイトこの空に舞う」の世界か。

エイン=アルバース……ん?何か大事なことを……


「そうだ‼こいつ1巻の最初の方で殺されるんだったあああああ‼」


エイン=アルバースの優雅な朝は終わりをつげた。




もう1話エインの話が続きます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ