プロローグ
この物語はフィクションです。実在する人物、団体、歴史、刀など全てに関係ありません
2週〜1ヶ月かかる刀剣作りを1日で作っています。
模造刀が沢山作られます
刀工コースの誕生日、家族構成、刀と人の歴史考えは創作もしくは自己解釈が混じります
性別は刀工→女子 日歴→男子
とある学園の校門前、彼女は期待に胸を膨らませていた。
「僕…この学園に入学…出来たんだ…」
彼女の口からは同じ言葉ばかりが出ており、入学出来たことがそれほど嬉しいのだとずっと聞いているものであれば分かるほどである。
周りには数える程しかいない。
彼女は楽しみすぎたせいで、寮の荷物などは前の日に終わらしてしまい、部屋にいても暇なので早く来て学校の外側だけでも確認しようと考えたのだ。
その前に体育館前に一度寄らなければいけないのだが、彼女が見渡してもそのような建物が見当たらず困惑する。
そんな時近くに二人組の男子が見え、彼女は話しかけることにした。
「すみません!体育館ってどこですか?」
「えっ…あぁそこを真っ直ぐいげば…」
「ありがとうございます」
彼らに一礼し体育館まで走り出す。
彼女はあっという間に行ってしまし、残された二人はただ呆然とその後ろ姿を眺める。
「行っちまったな…制服的に新しいコースの子かな」
「さーな…行くぞ平助、俺達は教室に来いって言われてるからな」
「そうだな。一君は昔から時間にうるさいから早く行かないと…先に行くぞ総司!」
「お前…」
平助はそう言って総司の背中を軽く叩いてから走り出す。
総司はそれにため息を吐きながら後を追いかける。
体育館外にて、いつ付いたのか彼女は一枚の白い紙を見ていた。
入学手続きとは別に生徒手帳の為に名前を書いて欲しいどのことらしい。
「これでいいですか?」
「大丈夫です。学校内を回る場合はこの時間には戻ってください。三条…宗近さん」
「はい」
そう彼女は三条宗近、有名な刀工の1人である。
そんな彼女が有名になる前の話