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予備校生は変態が多い!

作者: taku

俺は第一志望の東京帝国大学に落ち浪人が確定した。お金のかかる私立大学を受験するつもりがなく親に負担を掛けさせたく無かったため家でバイトしながら浪人する予定が、お前じゃ心配だから予備校に入れの親の強制的な一声により大手予備校のヨモギゼミナール仙台校に通うことになった。


「ここか・・・」


さすがにデカイ。駅の近隣にこのサイズのビルをたてるのは相当に金がかかっている。学歴社会における予備校の景気が伺えるな。


手続きを終え電車に10分ちょっと乗るとこれから一年間お世話になる寮が見えてくる。まるで良い値段するホテルのようだ。中に入ると感じの良い寮母さんが出迎えてくれた。


405号室。これが俺の部屋番号である。エレベーターがあったが、何故か負けた気になるので階段を上った次第である。


17時から寮生の交流会的なイベントが始まった。長ったらしい体育会系の寮長さんの話が終わり、その後のゲームでスイカ割りが行われた。プラスチックバットの柄を額にあて3回回ったのち割りに行くというものだが、何故か俺が選ばれたため全力でバットを降った所スイカが爆発して飛び散った。周囲から今の有り得ねーだろとか聞こえた気がしたが気にしまい。


その後、夕食、風呂を終えロビー付近である男と出会った。話してみるとそいつは岩手から来たようで、名字を元にもっさんと呼ぶことにした。


「もっさんかぁ、いいよ。僕達仲良くなれそうだね!」


この時の俺はこいつが伝説の変態術師として語り継がれることを知るよしも無かった。


 つづく

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