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あったかおなべ

作者: でんち

マー君は目が見えませんでした。

世界は音と匂いと感触です。

マー君のお母さんは、優しい声と良い匂いにふかふかあったか。

マー君のお父さんは、大きな声と土の匂いにごつごつあつあつ。

あるとき家族3人でお出かけしました。

電車に乗って大きなデパートに行きます。

デパートは冬のセールというものらしく、お母さんは一人でどこかへ行ってしまいます。

お父さんが言うには、戦場に行ったらしい。

お父さんと待っていたら、お父さんは言いました。


「すまんマー君。お父さんも戦いに行かないと行けないようだ。大きい方だから少し時間がかかりそうだし、ここでお母さんを待っていてくれ。」


言い終わったときにはいなくなっていました。

しばらくマー君が一人で待っていると、2人の人が近寄って来ました。

きっとお父さんとお母さんです。

マー君は良い匂いのする方へ飛び込んで行きました。ごつごつの土臭いのなんかイヤです。


「お母さんおかえりなさい。」

「はぁーーー!?あたしあんたのお母さんじゃないわよー」


抱きついたお母さんはなにか変でした。大きな声に良い匂いごつごつあつあつ。


「あれ?あれ?んー、お父さんおかえりさない。」

「っちょ。俺はお前のお父さんじゃねえよ。」


抱きついたお父さんもなにか変でした。優しい声に土の匂いふかふかあったか。

どうやらどちらも違う人だったようです。

でも一人で寂しいマー君は、お母さんよりもふかふかな人から離れませんでした。げへへ

困った二人はマー君に聞きます。


「お前の父ちゃんと母ちゃんはどうしたんだ?」

「お母さんは戦場に行ったって。お父さんは大きい方と戦いに行くって、お父さんが言ってた。」


しょうがないか、と二人はお父さんとお母さんが戻ってくるまで一緒に待ってくれるみたいです。

お父さんとお母さんが戻ってくるまで色々なお話をしました。

二人の名前は、おなべさんとおかまさんというらしいです。

ふわふわあったかおなべさん

ごつごつあつあつおかまさん


二人とお話ししていると、お父さんとお母さんが戻ってきたみたいです。

お母さんが「ありがとうございました。アリガトウゴザイマシタ。」と言っています。

お父さんは「ずびばぜんでしだ。マ゛ー君を一人にしでずびばぜんでじだ。」と言っています。


家に帰る電車でマー君は言いました。


「僕おなべさん好きーふわふわあったかー。」

「じゃあ今夜はお鍋にしよっか。」

なんか小説家になろうのイベントらしいのでフライング投稿・・・このまま2月6日にもっかい投稿しまふ。とおもたけど面倒なので放置しま


盛り上がってほしいなという願いを込めて~



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