猫のもげらっちょランドルマン君が潰れた
ある日突然、幼馴染と身体が入れ替わってしまった俺。
見た目は男・中身は美少女、見た目は美少女・中身は男というカオスな日常に、さらなる刺客(三毛猫のぬいぐるみ)が立ち塞がる——!
くだらないやり取りと謎のネーミングセンスが交錯する、ドタバタ入れ替わり生活の開幕です。
三毛猫のぬいぐるみ、もっともらえよ浪漫君を改名してもげらっちょらんどるまん君にしたら……
「……で、なんで三毛猫のぬいぐるみに『もげらっちょらんどるまん』なんて大層な名前がつくわけ?」
俺が呆れ顔で突っ込むと、目の前で腕を組んでいた幼馴染——いや、今は俺の身体に入っている彼女が、胸を張ってドヤ顔を決めた。
「響きが強そうでいいでしょ! 略して『もげ男』よ!」
「略し方の癖が強いわ! 元の『もっともらえよ浪漫君』の切なさはどこ行ったんだよ!」
元はといえば、彼女がゲームセンターのクレーンゲームで「もっと獲れ」と俺を煽って乱獲した、三毛猫のぬいぐるみである。それが今や、謎のハイテク宇宙生物みたいな名前を授けられて棚の上に鎮座している。
「いい? 私たちが中身入れ替わってるっていうのに、ぬいぐるみの名前くらいぶっ飛んでないと、この異常事態のストレスに耐えられないの!」
「理由になってないだろ! っていうか、それ私の身体で男らしく脚組んで言うのやめてくれない!?」
見た目は俺、中身は彼女。
見た目は彼女、中身は俺。
そして目の前には、三毛猫の仮面を被った謎の生命体『もげらっちょらんどるまん君』。
突っ込みどころしかない俺たちの入れ替わり生活は、三毛猫(もげ男)の無言の視線に見守られながら、今日もカオスを極めていた。
【作者あとがき】
ここまでお読みいただき、ありがとうございます!
「男×美少女」だけでも大渋滞なのに、なぜか三毛猫のぬいぐるみまで参戦してしまいました。作者自身もこの先のカオスぶりにハラハラしています。
くだらない会話と謎のセンスにクスッとしていただけたら最高に嬉しいです。
気に入っていただけたら、ぜひブックマークや高評価(評価星)で応援よろしくお願いします!作品の原動力になります!
それでは、次回もカオスな現場でお会いしましょう!




