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勇者絶滅

勇者

「帰還魔術で逃げろ…お前1人残っても殺されるだけだ。」


勇者パーティーの牧師

「あっあ…ぁっ勇者様…ユカエル…嫌…ああ!!」


魔王

カツ…カッ…(乾いた足音)

ゴッ… (満身創痍の牧師の背中ごと勇者の首を吹っ飛ばす音)


魔王

お前らの敗因はただ一つの事から起因するんだろうな

自分達は悪く無いと本気で思い込んでいる…



120年にも渡る我々と人による闘争の末

ついに、ようやくこの時がやって来た。

勇者はもういない。

この世界の絶対正義が俺になったのだ。

そう、真なる意味で俺が魔王になる時がとうとうやってきたのだ。


世間には真っ先に勇者一行及び残存兵力の撃滅を報告し、俺は晴れて自由の身となった。


毎日が素晴らしい物へと戻った。

実に愉快だ。

俺は皆んなの英雄だし、120年続けた努力も研鑽も無駄では無かったんだとあれから5年程度経った今ならそう思える。


だが、不満がある。

私は紆余曲折あっても結局は魔王としての性からは流れられないらしい。

人を蹂躙し、殺し、殺し、殺されかけ、そして戦略を練って勝つ。それが俺の趣味だったのだと気づいた。

最後のあいつらも中々手強かった。

奴らの死に際は敗色に彩られていて美しかった。

思い出すと下腹部が熱くなる位だ。


まぁいい…それでも俺は今の生活も嫌いと言う訳では無い…


召使いのライルド・クラリアス

「どうかなされましたか」


ああ…人間の残存勢力及び、生存数の確認は取れたか?


ライルド・クラリアス

「申し訳ございません、その件につきましては現在調査進行中で正確な情報を確認出来てございませんが、おおまかな見解で宜しいでしょうか、」


うむ…それで構わない。頼む


「現在人間の生息数はここ数年で大きく変動があるようです…無論こちらの上層兵群にて管理下に置かれた人間の数は徐々に減るのも納得がいきます…しかしこちらをご覧ください」


パラパララ……


「人間の集落付近に小さく地面に掘り起こした後のような物がありました。気になって調査を遂行させた所、興味深い物が埋めてあったようです。これはそれら模写です。」


魔王

なんだこれは…


「ひぁっ…失礼しました…このスケッチは私が描いた物で、絵描き人に描かせた物では無く粗悪かもしれません」


違う…スケッチに問題は無い

見た事も無い魔法陣だ…実に興味深い…

これは何だ…何の為にここまで複雑な術式を、

クラリアス…これは移転系の陣に違いない

まさか、我々の捜査の及ばない範囲外まで逃げていると言うのか?

…。


クラリアス…その魔法陣を持って来てくれ…


「分かりました」

「お待たせいたしました」


うむ…

クラリアス…下がっていなさい。


バチバチバチ…(魔力を流し込む音)


「念のため実験施設でのお試しになさられては?

いかがでしょうか」


うおおおおおおおお


ブシュ…ウ、(魔法陣の光が消える)


「変化を感じませんね…狂人の作った異質な魔法陣にしては出来が良すぎたといった所でしょうか」

「魔王様?」


魔王

ここは…どこだ。?









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