表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リッチガール ~fiction time~  作者: 華小雪
シーズン1 M
5/36

第四話 仲直り?

「なんで急なの。わたしにひと言ぐらいあってもよかったんじゃないの?」


 ハーティンはミアウの腕の中で呟く。ミアウはそれを聞き逃さなかった。


「わたし、今まで人間界にいたんだよ? 連絡出来ないでしょ」


 ミアウはハーティンを離す。ハーティンは眉を上げながら睨んでくる。マーメイナとチーナティーは気まずいなか、ハーティンの仕事である宛名書きをしている。


「ちがう、ここからあっちに行くとき! 手紙ぐらい出してもよかったんじゃないの?」


 ミアウは少し思い出す。


「あー、シックがタイプライター壊しちゃったんだ。だから……ごめん。本当にごめん。ごめんね。ハーティン」


 ミアウは自分の頭からカチューシャを取り、ハーティンの頭に付ける。


「わたし、もう行くから。明日、学校のいつもの場所でそれ返して」


 そう言うとミアウはバックを取り、足早に扉に向かう。ハーティンは勝手に付けられたカチューシャを触りながらポカンとしている。


「い、いつもの場所って、あの部屋? あんた、明日学校来るの?」

「ん? 行くけど……あ、これ以上遅れるとパパが怒るから」


 ミアウはハーティンの館を出た。

次回 怒らないで

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ