表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リッチガール ~fiction time~  作者: 華小雪
シーズン1 M
32/36

第三十一話 朝のシャワーはカップルで

 寝起きにミアウにバケツいっぱいの冷水をかけられたシュウウィジディー。

 彼女はびしょ濡れのシルクのパジャマを脱ぎ、部屋付きのバスルームに入る。


 ここはミアウの部屋でシュウウィジディーが入ったバスルームもミアウの物だ。濡れたベッドも、脱いだシルクのパジャマもミアウが貸してくれた。

 急にミアウの妹になり、部屋も用意されていなかったウィジだが、ミアウの怒りを勝ったような事はしていない。

 ミアウの叔父であるシック・ウァニュと勢いで口付けをした程度。


「もしかして、それ?」


 シュウウィジディーはハッとする。

 ミアウはシックと付き合っていた過去がある。それもミアウが人間界に行く一年前から。もしかしたら人間界に行く事で離れていただけでまだ付き合っているのかもしれない。


 ……でもシック様はミアウが人間界に行った途端別れたかのように沢山の女性と関係を持っていなかったっけ? それは別問題?


 よくわからない。とりあえず魔法で浴槽にお湯を満杯に入れ、下着を脱ぎ捨ててお湯に浸かる。

 バスルームには大きな窓があり、そこから朝日が差し込んでくる。

 寝起きのシュウウィジディーには眩しい。


「はあ……。もうすっかり明るいわ」


 ウィジはため息を吐く。


 ガチャ


 突然バスルームのドアが開いた。もちろんウィジではない。彼女は湯船の中だ。

 ウィジはバスタオルを体に巻き、身構える。


「ウィジちゃん、お風呂中?」


 シュウウィジディーは目を見開く。


「ご一緒しても?」


 少し開いたドアの向こうから聞こえる声はシック・ウァニュのものだった。



 ミアウは自分のした行いを恥じ、シュウウィジディーに謝ろうと彼女を探す。

 部屋のベッドにいない。すると少し開いている部屋のバスルームを覗く。


「うそ……」


 そこにはミアウの一人用の浴槽に

 シックとシュウウィジディーが一緒にお風呂に入っていた。


 ミアウは部屋の棚から魔法の目、人間界でいうところのカメラを取り、音を出さないモードにする。

 そしてバスルームで二人がいちゃつく後ろ姿にシャッターを向けた。



『えーっと、SシュウウィジディーCシックWウァニュが一緒に湯船に浸かる? これはデマかな?

 自分の目で確かめて。写真を付けてるよ。

 またわたし、アンノウンの元に帰ってきて。〜フィクションタイム〜』

次回 ウァルティーニ家の地獄の朝食

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ