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第九章から第十三章まで

やや酔ってます


 「楊過(ようか)



――なお(ざえ)(もと)にしてこそ、大和魂の世に用いらるる(かた)も強うはべらめ

『源氏物語 少女巻』



 へらず口、生意気、それでいて頭が切れ、寂しがり屋。武術を覚えたハックルベリー・フィンのような少年楊過が今回もやってくれた!


 楊過は金庸先生の特にお気に入りのキャラクター。「非常に好ましい人物」というのが作者の評。昔読んだ吉川英治版の三国志の後書きに「ここに出てくる人物は皆、大陸の何処かに息づいているのだ」というようなことが書いてあったが、楊過はその中でも(三国志同様に金庸作品の登場人物は現実に「居る」のだ)とくに手強い相手。


 いまどきこんな手強い人物は、日本にも中国にもそう簡単に見つからないだろうが、俺はこんなやつとは争いたくないと思った。


 ただもし楊過という人物がそこそこ骨のある奴ってだけなら、こんなには評価しなかった。コイツは愛することを知ってる! 姑姑(小龍女)が俺の師匠だろうと俺は彼女のことが好きだから武門の掟なんか知るかッ!という侠気の良さ。これには惚れたね。


 ただ一つの気がかりとしては、コイツ、女難の相が出てるんだよなあ……。




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