遺作
有名な音楽家の遺作と言われている歌を聴く。
外国語の歌だが、和訳はみたので内容はなんとなく覚えている。
小説を書く手が止まる。
ピアノの音色が儚い。
本当にこの世界にいないのか。
それさえ、よくわからない。
有名人の顔は画面越しでしか知らない。
画面の先に生きていない人の顔は映らない。
だからわからない。
でも、この世界にいないらしい。
実はほかの惑星で暮らしてる説あるのかな。もしくは、サイボーグ化する実験とか。あったらすごいよな。でもそれは本物じゃない。そんなことより寝支度しないと。
やっぱり信じられないな。
何もかもが突然終わる日のこと。
信じたくもないけれど。
自分の遺作は何になるだろうか。
しょーもないのがいいな。
深刻だと思いを巡らせてしまう。とりあえずシリアス作品を書く頻度を減らそうかな。うん、そうしよう。
あっ、もちろんまだまだ生きます。
まだくたばりたくない。