表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いいねでレベルアップ!〜異世界冒険記〜  作者: 傘音 ツヅル
いいねでレベルアップ!〜異世界冒険記〜
7/110

(7)#目的

「デハ、ワタクシハコレデ失礼シマス」

「ああ、ご苦労様」


 自撮り君は一礼すると、一瞬で消えた。


「疲れてきたな。そろそろ街に行くか」


 突然の異世界にドタバタしていて忘れていたが、飯や寝床を何とかしなければいけないことを思い出した。


「ええと、スマホに地図とかあるのかな?」


 元の世界のようにスマホで地図が見れるか探したら、親切にプリセットされているものの中に地図アプリがあった。


「よしよし、ここから近くの街までセットしてと」


 街まで歩こうとした俺はふと疑問が浮かんで足を止めた。


「GPSが使えるってことはこの世界にも衛星があるってことだよな」


 もう一度アプリを見てみる。


 地図を拡大すると、俺がいた世界とうり二つの地球が表示された。


「しっかり世界把握出来てるじゃん、これなら俺たち《ニート》が冒険する意味ってあるのか?」


 考えても仕方ないので、俺は担当の安木さんにメールを送ってみた。


 問い合わせてすぐにスマホはピコンと通知音を鳴らした。


『国の調査と異世界との国交はしておりますが、市民目線の冒険記録が必要と判断し、あなたや他の冒険者が選抜されました』


「要するに俺たちはルポライター代わりで異世界に放り込まれたわけか」


 とりあえずの目的がわかった俺は、街へ向けて歩きだした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ