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(2)#初バトル
俺はとりあえず座り込んでこれからのことを考え始めた。
携帯を触るとGPSは見たこともない国を指し示していた。
「ええと、近くの街までは……おぇっ!?」
GPSで近くの街までの距離を確認しながら周囲を確認していたら、いつの間にかゲームに出てきそうなモンスター(狼に似た)が目の前にいたので、思わず声を出して驚いてしまった。
「ここ、こぉっち、く、来るだよ」
小さい頃に犬に追いかけられてから、犬や似た動物は苦手だったので、噛みまくって後ずさる。
パシャパシャ。
ダサいぐらい動揺した拍子でコケた瞬間、誤作動したスマホがカメラを連写する。
「キャウン」
異質な光に驚いたモンスターは、目を瞑り伏せた。
「おりゃあー」
俺は必死になって近くにあった棒を掴み取って振り回し、モンスターの下腹部を殴り上げた。
「グゥン」
モンスターは鈍い鳴き声をあげながら泡を吹いて倒れた。
ププン。
何かの通知音がなったのでスマホを見ると、見知らぬアプリからだった。
『モンスター退治おめでとうございます。これをアップして経験値を獲得しましょう』