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10 初めてのダンジョン 第3階層 後編

 オスカルとジョナタを第2階層まで送り届け、再び第3階層へと戻ってきた私たちはアイゼルファーを探しに密林の奥へと進んでいく。


「ごめんね、付き合わせちゃって」


 最初の方からあまりの蒸し暑さにイライラしていたヒバナの機嫌が明らかに悪くなっているのが分かる。

 あの子たちを助けるためとはいえ、この密林地帯を往復するのは大変だっただろう。

 これから密林の奥深くまで行かなければならないし、その点に関しては申し訳なさしかない。

 休憩は頻繁に摂っていく方がいいだろう。集中力を必要とされるシズクやダンゴは特に大変なはずだ。


「ほんとに。なんで引き受けるんだか」

「ヒバナ」


 明らかに私を責めるような口調だった。

 そんなヒバナに対して、不機嫌そうに眉間に皺を寄せたコウカがやめろと視線で訴えかけている。

 ――それでも止まる気配はなかったのだが。


「割に合わないじゃない。人助けなら、いつもやってる――」

「ヒバナ!」


 より一層、顔をしかめたコウカが強い口調でヒバナを制止する。

 視線と視線がぶつかり、しばらく睨み合っていた2人だったがそれもヒバナが鼻を鳴らし、顔ごと視線を外したことで終わりを迎える。


「ほんとごめんね、ヒバナ」


 私はヒバナに謝罪した。

 この子が憤るのも当然のことなのだ。私が勝手に引き受けて、彼女たちは巻き込まれる形となっただけなのだから。

 でもやっぱり、こればかりは私も諦められない。だから謝るしかないのだ。


 だがやはりというべきか、こちらの謝罪を受けてもなお彼女の機嫌が直ることはない。


「……ふん、別に……」

「ヒバナッ!」

「これぐらい別にいいでしょ! 一々突っかかってこないでよ!」


 ヒバナの私に対する態度が気に入らなかったのか、コウカが言葉を荒げた。

 そしてそれに反発したヒバナもまた強い口調で反論する。

 ――ここまでヒートアップするのは珍しい。

 いつもはそれまでにヒバナが一歩引いて、私がコウカを軽く宥めるのだが、イライラとしているヒバナとコウカの衝突は収まるようには見えない。

 ヒバナの不満は仕方のないことなのでコウカを宥めたいのだが、私はどう声を掛ければいいのだろうか。


「あのさ、コウカ。とりあえず――」


 2人の間に割り込んで、まずはコウカを宥めようとした時だった。


「明日は~ゆっくりと~寝ていたい気分かも~」

「う、うんっ! ボクも明日はお休みしたいな!」

「い、いいね。2人は何かしたいことあるのかな……?」


 気まずくなりかけていた雰囲気を敏感に感じ取ったのか、この空気を入れ換えようと最初に声を上げたのは意外にもノドカだった。

 そしてダンゴとシズクもそれに便乗することにしたようだ。

 誰もが慣れていないためか少々わざとらしくはあったが、彼女たちが努めて明るい発言をしてくれたおかげで雰囲気は変わりそうだ。

 彼女たちの視線が私に集まっていることから、あとは私に託してくれたと思っていいのだろう。


「明日だけと言わず、明後日もお休みにしよう。今日はみんなにもたくさん頑張ってもらったからね」


 全体に向けて言葉を発した後、私はコウカとヒバナを見遣る。

 ――優しく、落ち着かせるように……だ。


「ねぇ、コウカ。ヒバナが怒っているのは私の所為なんだから、そんなに目くじらを立てないで……ね。ヒバナもちゃんと今日の分の埋め合わせはするから。……駄目かな?」

「……はい、わかりました」

「……私だけじゃ駄目よ。全員分だから」


 ――全員。

 迷惑を掛けているのはヒバナだけじゃない。今回、たまたま不満に思っていたのが彼女だっただけだ。

 不意に不安に襲われることがある。みんなに迷惑を掛けてまでやることなんて本当に正しいのだろうか。


 いや、正しいからこそやるんだ。

 ――そうでないと私は何も得られないのだから。




    ◇




 さて、とうとう密林地帯の奥地までやってきた私たちだが――ここは本当にヤバいと言わざるを得ない。

 こんなに生えていても逆に獲物が寄ってこないのではないだろうかと思うほど、食人植物の数が尋常ではないのだ。


「やっぱり全部焼き払うべきだわ」

「ひーちゃん、また過激思想になってる」


 ヒバナの気持ちが痛いほど分かる。

 態々こんな場所を通らなくても第4階層へは進めそうなので、他の冒険者などは絶対にこんなところへ来ないだろう。

 ――別に焼き払っても……いや、駄目か。


 嫌になりながらも食人植物を避けつつ草木を分け、進んでいくとどこからかいい匂いが漂ってきた。

 花畑とか、そんな場所をイメージするような香りだ。前の世界で言うところの芳香剤とか、こんな香りだった気がする。


「何だろう、これ……」

「なんでしょう~? でも、落ち着く香り~」


 ダンゴが鼻をひくつかせながら首を傾げる。

 ノドカも香りの発生源が気になりつつも、この香りが気に入ったのか機嫌よさそうに体を揺らしていた。

 彼女の言ったようにこの香りのおかげか、少しマイナスへと傾きかけていた気持ちが落ち着いていく。


「こ、これ、アイゼルファーの臭い……だと思う」

「え?」


 私を含めてみんなの気が緩みそうになる中、シズクが冷静に告げてくる。

 彼女は分厚い本と睨み合いながら、理由を説明してくれた。


「アイゼルファーは人が心地よいと感じる匂いを出すことで、人をおびき寄せて捕食するんだって」

「怖っ!?」

 

 今の私たちは相当危ない状態だったということだろう。

 というか、アイゼルファーも食人植物だったのか。てっきり、こう断崖絶壁に咲く一輪の花みたいなものを想像していた。

 でも、この匂いがアイゼルファーの放ったものだと思うとだんだん何とも思わなく……ならない。

 ――やっぱりいい匂いだなぁ。

 とはいえ、ちゃんと倒すものは倒す。

 匂いが嗅げるくらい近くに来ているのだ。もうすぐそのアイゼルファーという食人植物と相まみえることになるだろう


「シズク、アイゼルファーの特徴を教えてもらえるかな?」


 それまでに少しでも敵のことを知り、戦い方を考えておかなければならない。


 シズクが教えてくれたところによると、アイゼルファーは大きな花を本体とした食人植物なのだそうだ。そして、その本体が薬の素材になったりすると。

 攻撃手段は触手化した蔓。先端が口のように開き、その中に牙が生えていて噛み付いてくるらしい。

 その上、触手は本体が土に埋まっている限り半永久的に再生できるそうだ。

 流石に同時に生成できる数には限りがあるそうだがそれでも100本近くは生成できるらしい。……聞くだけでも手強そうな相手だ。

 完全に倒すには地面から引っこ抜く必要があるが、素材として必要なため本体を傷付けるわけにはいかない。

 引っこ抜くこと自体はコウカかダンゴが近付けばどうにかなると思う。

 問題はどうやって触手の中を掻い潜ってアイゼルファーの本体まで近付くかだ。

 ノドカの風の結界で防げればそれで解決するが、話を聞く限りはそう簡単にはいかなそうだ。

 全員で触手に対処しつつ、近接組のどちらかを辿り着かせないといけなくなるだろう。


「アンヤも力を貸してね」


 覚悟は決まった。

 全員で作戦を共有し、匂いを辿ってアイゼルファーへと近づいていく。




 そして、私たちは遂にアイゼルファーの姿を捉えた。

 直径5メートルはありそうな赤くて大きな花。独特な形をしており、花弁の表面には無数のいぼ状の斑点がある。

 ――あれ、見たことあるな。


「ラフレシアだよね……」


 実際に見たことはないが、写真や知識としては知っている花だった。

 遠くから見る分には無害そうに見えるが、この密林地帯に来てから嫌というほど食人植物を見てきたから、そう見せかけているだけということは分かっている。


「周りに他の食人植物はいる?」


 戦いの最中に邪魔になってはいけないので、その前に念入りに確認してもらう。


「い、いないと思う…………多分」

「ボクも見つけられなかったかな」


 2人の確認はしっかりと取れた。

 心配なのかシズクはその後、何度も確認していたが問題はなさそうだ。

 ――よし。だったら、後は事前に決めていた通りだ。


「触手への対処はまずノドカだけで様子を見るけど、すぐに援護できるようにアンヤとヒバナ、シズクは準備しておいて」

「私は最低限の支援しかできないわ。それは理解しておいて」


 ヒバナが苦い顔で杖を取り出す。

 私もそれは覚悟していたので、しっかりと頷いた。

 燃え広がるとアイゼルファーの素材を回収できないどころか大惨事になりそうなので、ヒバナの火魔法はほとんど使えない。コウカの雷も同様だ。

 だが、それ以外の出し惜しみはなしだ。

 最悪、他の依頼は次に回すくらいの勢いで魔力を使うつもりでいる。

 そして、それはちゃんとみんなにも言ってある。


 コウカが己の剣を取り出し、同様にダンゴもゴブリンから回収した鉈を右手に持った。

 そして反対側の手に持っているのは――あれもゴブリンから回収した盾だろうか。


「盾を使うんですか?」

「うん、魔法を使って防ぐよりも早いしね」


 コウカもダンゴが盾を持つことに疑問を感じたようで、問い掛けていた。

 ゴブリンが使っていたものであまり頼りにならなそうな盾だが、触手の攻撃を防ぐことはできるのだろうか。無いよりかはマシという考えなのかもしれない。

 それはさておき、みんなの準備が整ったようでそれを確認したコウカがダンゴに声を掛け、アイゼルファーへと向かっていった。


「――ッ、気付かれた……! 来ます!」

「蔓がいっぱい出てきたよ、気を付けて!」


 アイゼルファーは匂いに誘われてきたわけではないと判断したのか、すぐに戦闘態勢へと入る。

 花弁の下から飛び出してきた触手はパッと見たところ、30本もないとは思うがそれでも多い。

 前に出た2人はその光景を見ても怯まずに走り続けている。アイゼルファーまでは残り20メートルといったところだろうか。


「ノドカ、お願い!」

「任せてください~!」


 先頭を走るコウカ目掛けて勢いよく突き出された触手はノドカの風の結界によってその動きを止める。

 だが、触手はあらゆる角度から殺到する。続いての2撃目は2本の触手による同時攻撃だった。

 ――その攻撃により、遂にノドカの結界が突き破られることとなる。

 さらによく見れば、1本目の触手も先端の牙を突き立て結界を突破しようとしていた。


「む、無理かも~」

「ノドカ、私の魔力を調和させるから!」


 慌てて私も自分の調和の魔力を使い、結界を強化する。だが、やはり一時しのぎにしかならない。

 時間を掛ければ掛けるほど、相手の触手が増えていき不利になるばかりだ。

 数本の触手を使った同時攻撃は風の結界では防ぎきることができない。こればかりは変えようのない事実なのだ。


 しばらくの間は触手を切り払いながら進んでいたコウカとダンゴだが、触手の数が増えてくると手が回らなくなりはじめる。

 ダンゴは魔法で生成した岩で触手を押しつぶすが、それでも足りない。

 次々と殺到する触手を避けようとした2人は数メートルの後退を余儀なくされていた。


「ノドカ、後はできる限りでいいよ! シズク、攻撃を!」


 ノドカの魔力に調和させていた魔力をシズクとアンヤに回す。比率的には力が劣るアンヤへと大量に。

 本当はヒバナにも攻撃してほしいが、今回は堪えるしかない。ヒバナも歯痒そうな表情で堪えてくれているのだ。

 シズクは私が言うよりも早く、魔法の術式を練っていたようで大量の魔法が即座に彼女の周りに浮かびはじめる。

 一方、前方ではコウカとダンゴが背中合わせになりながら触手による猛攻を凌いでいるが触手の再生が早く、数が減るどころか少しずつ増えてきてしまっている。


「アンヤ、私の言う通りに攻撃して!」


 私もアンヤを通して、戦いに集中する。

 あの触手は先端の牙さえどうにかすればその脅威は大きく減る。だったら、アンヤに放ってもらうのは闇の刃だ。


「【ダーク・カッター】を!」


 《以心伝心》のスキルを通して、コウカたちの邪魔をしている触手を狙ってもらう。絶対に誤射をしないように最大限注意を払いつつだ。

 アンヤは指示した通りに平べったくて黒い刃を飛ばしてくれた。 

 隣にいるシズクも大量の水の球体と矢を放ってくれる。

 触手自体は細いうえ、すばしっこいため狙いが付けづらい。だからアンヤは攻撃範囲で、シズクは弾幕の厚さでそれをカバーする形だ。


 攻撃が成功し、一度に大量の触手を失うと前衛組への猛攻が一瞬だけ止まった。

 その隙を見逃さなかった2人は再度アイゼルファー目掛けて駆け出している。

 それを阻止せんと、すぐに再生して再び迫る触手を私たち後衛組が全力で抑えていく。


「まだだよ、アンヤ! もっと撃ち続けて!」


 安全圏ギリギリまで近付き、道を切り開くために魔法を撃ち続けてもらう。魔力の消費など構うものか。


「突破した!」


 シズクが歓喜の声を上げる。遂にコウカとダンゴがアイゼルファー本体の元へと到達していたのだ。

 だが、本体に近いということはそれだけ敵の攻撃も激しくなる。


「まだ気を抜いちゃダメ。私たちもできるだけ近付こう! ノドカ、結界を死角へ集中させて。それ以外の触手は全部撃ち落とすから!」


 ここが正念場だ。できることは全部するくらいの勢いで押し切らないと押し返される可能性だってある。

 ノドカには射線がコウカとダンゴの体に重なり、こちら側から撃てない場所の守りを固めてもらう。

 その間に私たちはさらに敵に接近しつつ、もっと攻撃しやすい位置取りへと移動する。

 だが――。


「こっちを狙われた!」


 アイゼルファーは触手を半分ほど、私たち後衛組に差し向けてきたのだ。


「マスター!」


 コウカの叫び声だ。目を向けると手を止め、振り返っている彼女の姿が見える。

 アンヤがいるから私は大丈夫だ。だからコウカには目の前のアイゼルファーに集中してほしかった。

 それを伝えなければならない。


「コウカ――」

「コウカねぇ! ユウヒは私たちが守るから、あなたは自分のやることに集中しなさいよっ! 少しは信用してってば!」


 私の声を遮る形で、コウカに向けて大声を響かせたヒバナが魔法で私たちに迫っていた触手を焼き払った。

 そして炎はそのまま触手を伝い、燃え広がっていく。周りの草木にも同様だ。


「シズ、消火は任せるから!」

「うん、わかった!」


 攻撃に徹していたシズクが消火活動へと回る。

 コウカは一瞬だけ呆然としていたように見えるが、すぐに正面へ向き直るとアイゼルファーに向けて剣を構えた。


「ダンゴ、あれをどうにかして持ち上げてください! 根本はわたしが切ります!」

「オッケー! でも、少しだけ時間をちょうだい!」


 どうやらコウカたちは何かを仕掛ける準備をするようだ。

 なら私とアンヤがやることも自ずと決まってくる。


「私たちはコウカたちの援護を続けるよ、アンヤ!」


 アンヤには魔法をコウカとダンゴの周りへと飛ばし続けてもらう。

 その性質上、ヒバナの魔法はコウカたちを狙う触手には対処できない。そのため、私たちを狙う触手の処理を彼女は担ってくれている。

 ノドカには元々コウカたちの防衛をお願いしているし、シズクは相変わらず火が燃え広がらないように消火している。

 だから残る私たちでコウカたちに迫る触手を処理しなければならない。2人がどうするつもりかは知らないが、全力で守ってみせる。


 長く、苦しい戦いだったと言える。でも力を合わせて戦う私たちは何よりも強かった。

 そしてついに最後の一手が打たれることとなる。


「行くよ、姉様! 【アース・ウォール】!」


 ――持ち上げるって、そんなやり方なの!?

 アイゼルファーの直下の地面が盛り上がり、その本体ごと上へと持ち上げられる。

 3メートルほどの土で出来た壁だ。アイゼルファーの根元までよく見える。


「ありがとう、ダンゴ!」


 コウカが跳躍して剣を横なぎに振るうと、アイゼルファーと地面の繋がりが断ち切られる。

 そして彼女はそのまま流れるようにして目の前にいる標的を掴んだかと思うと、空高くへと放り投げた。

 触手の再生と増殖能力はなくなったが、未だ触手は健在だからだ。空中で全部切れということだろう。


「アンヤ、シズクやるよ!」

「う、うん!」


 本体を傷付けないように注意しながら、魔法を放ってもらう。

 そうしてアイゼルファーが地上に帰ってくる頃には触手はほとんど無力化されており、残った触手も下でキャッチしたコウカとダンゴによって切られていった。


 だが、勝利を確信していた私たちは敵の最後の抵抗に直前まで気付けなかった。


「――ッ! コウカ、危ない!」


 どこに隠していたのか、勢い良く飛び出した触手がコウカの左斜め後方から牙を剥く。

 いくら反射神経に優れるコウカといえど、その背後からの不意打ちに対処することはできなかった。

 誰もが動けないと思った――そんな時のことだ。私の手元から黒い刃が放たれた。


 黒い刃はまっすぐ突き進むと今にも少女に食いかからんとしていた触手を切り裂き、切断された触手はばさりと地面へ落下する。


「アン、ヤ……?」


 今までは私が指示しないと何もしなかったはずのアンヤが撃った。

 私は何も指示していない。だからこの子は自分で考えて、自分の意思で魔法を放ったのだ。

 信じられないという思いだった。でもこれは……いつかは、と信じていたことでもある。

 相変わらず腕の中でジッとしているが、今はそれで十分だった。この子が自分の意思を示してくれたことが何よりも嬉しい。

 こういう時、どう声を掛ければいいんだろうか。


 ――いや、普通で良いのだ。私たちは普通でいい。


「コウカを守ってくれてありがとう、アンヤ」


 ギュッと抱きしめた腕の中でアンヤが少しだけ身動ぎをしたような気がした。


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