03 交響師カノンの旅路②
引き続き、カノンという少女の一人称です。
交響師として気ままに旅を続けているわたしですが、当然一緒に旅をする仲間がいます。交響師は精霊様と契約して、初めてその名前を名乗れるので。
「今日、めっちゃ暑いー……溶けちゃいそうなんですけどー」
まず、わたしの隣でぐったりしていながらも、体をふわふわと宙に浮かせているこの人。この人がわたしの初めての契約精霊にして、風の中精霊であるパー様です。
もう9年来の付き合いで、精霊様に関する知識はこのパー様から教えてもらったものも多々あります。
いつも気怠げにしている困り者ではありますが、その実力は随一でわたしもお世話になりっぱなしです。
「はわわわ、溶けちゃだめです! すぐに水浴びするです、コンが水を出すですよ!」
「……ったく、溶けるかっつーの。ただのヒユヒョウゲンってやつだろ」
「はわっ、そうだったですか? さすがニャクちゃんは物知りさんです!」
こちらの少し小さめの精霊様は水の小精霊コン様と闇の小精霊ニャク様。お二人とも精霊ハンターと呼ばれる悪い人たちに捕まって、闇競りに掛けられてしまっていたところをわたしとパー様で助け出し、契約を交わしました。
話を聞く限りはお二人とも神界育ちの精霊様なのですが、どういうわけかそれを証明するブローチを身につけていません。精霊ハンターたちは女神様の庇護下にある精霊様には絶対に手を出さないので、ブローチを身につけていないと狙われやすくなってしまいます。
とはいえ、ブローチを持っていない理由自体はなんとなく推測できてはいるんですが。
「そうそう、ニャクニャクの言う通りぃ。コンコンってば純真。そういうとこ、マジかわいすぎっしょー」
「ふわぁ……ナデナデ気持ちいいですぅ」
「……ニャクニャクはやめろって」
なんとものんびりとした雰囲気ですが、これがいつものわたしたちでもあります。
みなさんと出会えたことはわたしの人生の中でも3つの指に入るくらいの幸運です。こうして1人の人間と3人の精霊様。この4人でわたしたちは旅を続けているんです。
「あっ、みなさん。街の入り口が見えてきましたよ!」
さて、旅を続けていくうえで最も重要なものがあります。それはお金です。
わたしは交響師ではありますが、交響師は正確には職業ではなく、ただの資格です。そのため、交響師を名乗っているだけでお金は貯まらないんです。
だからわたし、実は冒険者もやっています。これでちまちまと路銀を集めつつ、わたしたちは旅を続けてきました。
「えっと、ギルドギルド……」
「カノちー、冒険者ギルドはあっちだってー」
「わっ、ありがとう、パー様!」
田舎者のわたしは、人混みというものにどうも慣れないので、すぐに道に迷ってしまいます。そんな時はいつもパー様が助けてくれるんです。
「はわわ、人がたくさんいて、ぶつかりそうです」
「……気を付けろよ、コン。おまえ、鈍くさいんだからな」
しかし、本当に人が多い。見たところ、その多くは冒険者のようですが。
「ここは冒険者の街だかんねー。そりゃ冒険者は多いっしょー」
「パー様、実は心が読めます?」
「いやいや。カノちー、めっちゃキョロキョロしてるかんね」
「えっ!? うぅ……恥ずかしい……」
どうやら田舎者丸出しだったようです。たまに通り過ぎていく人に微笑ましい目で見られていることに気付いて、さらにいたたまれなくなります。
そうして、やや人の目を気にしながら冒険者ギルドを目指していた時のことです。これほど人で混んでいるというのに、往来の真ん中で一箇所だけ人々が避けるように歩いている場所がありました。
わたしたちもそのそばを通る際に、人々がいったい何を避けていたのかを横目で確認することができました。
「黒いフードの……子供?」
そこには、フードで顔を隠した全身黒ずくめの人物と1匹の黒猫がいました。小柄な体格なので子供だと思いましたが、正確にはわかりません。
ただ、別に人々がその黒ずくめの人が怪しいから避けていたわけではないことも理解できました。その人は黒猫のそばでしゃがみ込み、猫じゃらしを揺らして楽しそうに猫と遊んでいただけなんですから。微笑ましすぎて、誰も邪魔なんてできません。
なんだか幸せな気持ちになりながら、わたしもその場を後にして――。
「にゃー」
「かわっ!?」
――声を出しそうになり、慌てて口を手で塞ぎました。
まるで猫の鳴き声を真似したかのような声が、フードの奥から聞こえてきたのですが、それが言い尽くせないような可愛らしさだったんです。
多分、女の子なんでしょう。どうして、あんな格好をしているのかはわかりませんが。
「うーん、なんか引っ掛かるなぁ……」
「パー様、どうかしたんですか?」
「いやぁ胸が大きいと、服の生地が引っ張られるなぁってー」
「いったい何の話ですか!?」
パー様がそんなことを考えているなんて露も思わず、大きな声を出してしまってまた恥ずかしい思いをしました。……さっきのは自慢だったんでしょうか、今になって悔しくなってきました。
では突然ではありますが、ここでわたしの性質についてお話しましょう。
わたしは昔から不運と幸運の振れ幅が大きく、ふらっと村に立ち寄った精霊様と仲良くなって契約できることもあれば、ある日突然、命の危機に陥ったりすることもあります。
あの時は憧れの天使様に助けられましたが、間違いなく村存亡の危機でもありましたね。
何故急にこんな話をしたのか、と普通は疑問に思いますよね。まあ、何が言いたいのかといいますと、幸運も不運も突然やってくるということです。
「大変だ! スタンピードが発生しやがった!」
◇
「やってきたばかりの街に突如として魔物の大群が……。ああ、わたしの不幸体質……」
「いや、カノちーのそれは不幸体質なんかじゃないっしょ。いつも最後には幸運が舞い込んでなんとかなるんだからさー」
「はは……今回はどんな幸運が舞い込んでくるんでしょうね……」
バタバタとスタンピードへの対処に動く冒険者たちと駐留軍の皆さん。わたしが不幸を持ち込んでしまったようで本当に申し訳ない。
パー様は慰めてくれますけど、スタンピードがどうにかなる幸運なんて流石に現実的じゃないです。
「はわわわ、スタンピードなんてはじめてですぅ……」
「……び、ビビんなよ……なさけねぇ」
不安そうにしている2人の小精霊様。……わたしもいつまでも落ち込んでいちゃダメだ。
震えている彼女たちの体をわたしはギュッと抱きしめました。
「大丈夫、コン様、ニャク様。わたしだって交響師なんです。まだまだ頼りないですけど、絶対にお二人のことを最後まで支えてみせますから」
「そーそー。まあ、大船に乗ったつもりでどーんと構えてれば大丈夫っしょー」
「……パー様は相変わらずですね」
こんな状況でも落ち着いていられるのは本当に尊敬します。マイペースすぎるだけかもしれませんが。
「失礼。君は交響師だね」
「あっ、はい! 交響師のカノンと言います!」
「すまないが、君と契約精霊様たちにも後衛部隊に混ざってもらいたい。構わないね?」
「……もちろんです! 街の危機なんですから!」
冒険者ギルドの代表さんに話しかけられたので、精霊様たちにアイコンタクトで確認を取ってから、しっかりと頷きます。
怖いけど、みなさんだって怖いはず。わたしは絶対に逃げ出しません。逃げ出すとしても、それはみなさんが逃げてからです。
――しかし、わたしの不幸体質というのは本当に大きな不運を呼び込んでしまうそうです。
「……おいおい、なんだよこの量!?」
「聞いてねぇぞ……」
誰もが頭の中で思い浮かべていた量と、現実として襲い掛かってきた魔物の量との乖離に驚愕しています。もちろん、わたしだって。
「おぉ……マジやばじゃん。カノちーが呼び込んでくれた幸運に感謝感謝」
「どこが幸運なんですか!? 皮肉!? 皆さん、必死なんですよ!」
いくらマイペースと雖も、この発言だけはさすがにいただけません。周囲では顔に恐怖を張り付けた冒険者と兵士の皆さんが魔銃や弓、杖を構えているんです。
でも、どうやら自分の性質を理解できていなかったのは自分自身だったと、この後すぐに思い知ることになりました。
「――おい、誰か立ってるぞ!」
「どうしてあんなところに!? 危ないわ!」
迫る魔物の大群とわたしたちの丁度中間点くらいに、黒い人影が突如として現れたのです。もしかして、とわたしは先程猫と戯れていたフードの人物を頭の中に思い浮かべました。
「やっぱりあの方かぁ」
「あの方?」
パー様の呟きが聞こえてきましたが、周囲の人たちのどよめきにわたしも視線を正面に戻さざるを得ませんでした。
なんと、かの人物がフードを脱ぎ去ったのです。そして、あろうことかその背中に漆黒の翅を展開しました。
「まさか、交響師?」
「ううん、違うよー」
「でも……」
精霊様だとしたら、あんなふうに翅を生やすことはありません。だって、最初から生えているんですから。その翅を隠すことができないのなんて、交響師であれば誰もが当たり前のように知っている常識です。
「カノちーはスライムって知ってる?」
「スライム?」
「そそ。精霊だけど、ただの精霊じゃない。ウチらにとってのお姫様」
「お姫様……それって……」
まさか本当にそんなことが、とわたしは正面に向き直りました。
その人は飛翔し、体を宙に浮かせると右手を大きく前に突き出します。その姿と、あの時の光景がどこか重なったように見えました。
そして誰もが固唾を飲んで見守る中、それは唐突に起こりました。
――突然、こちらに迫ってきていた魔物たちがその勢いのまま、膝を折り、地面に崩れ落ちていったのです。まるで安らかな眠りについたかのように。
誰もが言葉を発せない中、パー様の声だけが鮮明に聞こえてきます。
「わぉ……【クイエート・レークヴィエム】かー」
「【クイエート・レークヴィエム】?」
どこかで聞いたことがある気がしました。そして、思い出します。それはあの“天使様”が使った魔法と全く同じだったんです。
あの時、村の外れで発見された息絶えたブレイズボアたちは1体を除き、全て同じ死因だったと聞いています。
「心臓部だけに攻撃を加え、致命傷を与える魔法……」
「闇魔法を対象の体内に直接作り出すんだよねー。それでザクッと」
高度すぎて訳のわからない魔法です。でも、重要なのはそこではありません。
あの時の天使様かもしれない。そう思ったわたしは居ても立っても居られなくなり、周囲の人々を掻き分けながら駆け出していました。
「――あのっ!」
ただ眠っているかのように倒れ伏している魔物たちの前に佇んでいた、その人の背中に向かって呼び掛けました。
その人は黒と白の不思議な色をした髪を揺らしながら、振り返ると首を傾げます。あの日の記憶よりも小さいですが、わたしも小さかったのでやはり身長だけでは判断できません。
「わ、わたし……カノンって言います。あなたは10年前……魔物の群れから村を守ってくれた天使様なんですか?」
「……天使?」
不思議そうな顔をされましたが、その人は顔をやや伏せながら考える素振りを見せると、何秒か経ってまた顔を上げました。
「……ブレイズボア」
「そっ、そうです! じゃあやっぱり……」
「あなたの言いたいことはわかる。けど少し違う」
「え?」
「7分の1だけ正解」
「それってどういう――」
その発言の意図を掴めなかったわたしは問い掛けようとしましたが、そこで後からついてきたのであろうパー様が割り込んでしまいました。
「やっほー。おひさです、アンヤ様ー」
「パー」
パー様とその人はやっぱり知り合いだったみたいです。でも、その呼び方は少し気になります。
「アンヤ様? 闇の精霊姫様のお名前ってたしか……」
「そっちは通り名で、実はアンヤ様の方が本名ってわけなのだよー」
その人――アンヤ様はパー様に紹介されながら、わたしに微笑みかけてくれました。物静かだけど、すごく優しそうな雰囲気の精霊様です。
「……パー、ずっと連絡がなかったから、心配してた」
「あははー、やっぱりそうなっちゃうよねー」
「1年に1度は必ず連絡。それが地上界で過ごすルール」
「いやぁ、面倒くさすぎてー」
「それでもルールはちゃんと守って。……何であれ、元気そうでよかった」
「……面目ないです」
のらりくらりと躱しがちなパー様も、あそこまでまっすぐ向き合われるとペースを崩されてしまうみたいです。少し背伸びをしたアンヤ様に何度か頭を撫でられていました。
「……ニャク、コン、そこにいる?」
そして、アンヤ様が次に声を掛けられたのは小精霊のお二人です。どういうわけか、わたしの背中にずっと隠れていました。
「はーい、いるですよ!」
「ばかっ、出るなって!」
コン様はただニャク様に付き合っていただけなのでしょう、簡単に顔を出しました。しかし、ニャク様は最後まで抵抗を続けている様子。
「ニャク、怒らないから」
「……ほんとーかよ」
ニャク様も折れて、わたしの陰から出てきてくれました。それでもやや俯きがちで若干不貞腐れている様子でしたが、アンヤ様は安心したように表情を緩めました。
「2人とも、本当に無事でよかった」
その言葉にニャク様は顔を上げ、アンヤ様の顔をジッと見つめます。そして、目を潤ませはじめてしまいました。
「うぅぅ……!」
「……我慢しなくていい」
堰を切ったように泣きじゃくるニャク様はアンヤ様に抱き着きます。
そして、ニャク様のその言葉だけで何かを納得されたのか、アンヤ様は何も言わずにニャク様を抱きしめ返していました。
「コンも、コンも!」
コン様も甘えるのが好きなので、ニャク様とアンヤ様の間に挟まってしまいます。
そんな時間が何分か続きました。ニャク様も次第に落ち着きを取り戻した様子で、その泣き声も小さくなっていきました。
「それで……あなたは交響師?」
「はい、交響師のカノンです」
「……カノン。2人のこと、ありがとう」
闇の精霊姫様からお礼を言われてしまい、わたしまで感極まって泣き出しそうになりました。パー様がニマニマと笑っていたので、どうにか我慢しましたが。
「パー、カノンはどんな子?」
「まっすぐな頑張り屋さんだよー。自分に自信はないし、ちょっと頼りないけど、とにかく優しいんだー」
「そう。……好き?」
「えっへへ、大好きに決まってるっしょ」
もう我慢できませんでした。普段は飄々としているパー様にそんなことを言われてしまっては、感情が振り切れてしまうというものです。
結局、わたしまで泣きだしてしまいました。
「――あなたはきっと良い交響師になる」
どうにか泣き止んだわたしに、アンヤ様からそんな言葉が贈られました。
「本当ですか?」
「ええ。あなたは精霊と心を通わせあうことができる人。自信を持っていい」
「……嬉しいです」
ずっと独学で学んできましたから、わたしは他の交響師の知り合いがいません。だから、交響師を名乗れるようになってからもずっと不安でした。
でも、精霊姫様から認められたのなら、少しは自信を持ってもいいのかもって思えたんです。
「あ、アンヤ様! その……っ」
「コンたち、アンヤ様にお願いがあるですよ!」
もうアンヤ様との抱擁を解いていたニャク様とコン様が何かを訴えようとしている様子が見て取れます。
そして、アンヤ様には全てがお見通しでした。
「……2人とも、まだ帰りたくない?」
その言葉にお二人は不安そうにしながらも、頷くことでしっかりと意思を示しました。
「……学校を卒業していないあなたたちが、地上界で活動することは許されていない。地上界で活動するにはたくさん勉強して、人間の社会のことを知っていくことが肝要」
やっぱりわたしの睨んでいた通り、小精霊様の中でも幼いほうに見えるお二人は許可も得ずに無断で神界から地上界に来てしまったようです。だから、ブローチも身につけていなかったのでしょう。
「人に迷惑を掛けないように、何よりもあなたたちが自分で自分の身を守れるように……アンヤたちはそういうルールを作った」
当然だ、とわたしは思います。わたしたち人間にも精霊様と接する際の決まりごとがあるように、神界に住まう方々もそういうルールを作ってくださっているからこそ、こうやって人間と精霊様は手を取り合っていけるのだと。
でも、その指針を語るアンヤ様の真意はきっと、コン様とニャク様の想いを否定することではありません。
アンヤ様は「でも」と言葉を続けます。
「地上界のことを知るには地上界で活動してみることも重要。だから、本当なら地上界への興味が強い小精霊には中精霊の引率の下、地上界での実習に取り組むカリキュラムも用意してあった。……たぶん説明される時期を迎える前に抜け出したんだと思うけど」
「えっ」
つまり、お二人はただ早まってしまっただけだったということです。焦る必要なんてなかったんですね。
「そう考えるとまだ少し時期は早い。……でもこうなってしまった以上、あなたたちを引き離すことなんてできないから」
そう言うと、アンヤ様は虚空から2つのブローチを取り出し、コン様とニャク様に手渡しました。
「きっと、カノンたちと過ごす日々はあなたたちにとってかけがえのない思い出になる」
アンヤ様はお二人に地上界で活動するためのルールを説明した後、わたしとパー様にお二人のことを正式に託してくれたのでした。
「あの、アンヤ様」
「……どうかした?」
色んな問題が解決したので、今度こそわたし個人の疑問を解決したいと思います。
アンヤ様は先程、わたしの問い掛けによく分からない返答をしました。その真意が知りたかったんです。
「10年前の真実、アンヤ様は知っているんですよね。わたし、あの日の背中に憧れて……それで――ッ!?」
わたしが思いを吐露しはじめるとアンヤ様が突然、わたしの唇に指を当てて、そっと蓋をしました。
「あなたの気持ちは伝わった。でも、その先を語るのにもっと相応しい人がいる」
「それって……。教えてください、その人はどこにいるんですか」
「知りたいのなら、聖教国を目指して。今、言えるのはそれだけ」
聖教国――ミンネ聖教国はこの大陸の中心にあります。そこを目指せば、わたしはきっとあの日の真実を知ることができる。あの人ともう一度会うことも。
「……アンヤももう行く。言うまでもないことかもしれないけど、困っている精霊がいたら助けてあげて。……それじゃあ、待ってる」
そうして、足元にあった影の中にアンヤ様は溶け込んでいくように消えてしまいました。
そのまま、虚空を見つめていたわたしですが、パー様がしなだれかかってきたことで意識を現実へと戻します。
「んふふー、憧れの背中に一歩前進だねー。ここまで来ればカノちーも自分の体質について、よぉく理解できたっしょー」
「……わたし、もしかしてものすごく豪運?」
「だいせいかーい」
それにしては幸運の前に、大きな不運に見舞われることが多すぎる気がします。この幸運体質、すごくひねくれものなんですね。
「まあ、色々とありすぎて頭がまだ追い付いていないところはありますが、みなさんと今まで通り旅を続けられるみたいですごく嬉しいです! さあ、目指すは聖教国です! どうか、これからもよろしくお願いします!」
今までは気ままに旅をしていたわたしたちですが、こうして旅の目的というものが加わりました。
もう少しだけ続きます。




