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治糸世界の憂鬱

俺の名は治糸 世界。普通の異世界転生した高校生だ。

神様がトラックに引かれたことでステータスがMAXになった世界に間違ってチートを使ってしまい、今はハーレムの中で生きている。やれやれ、俺はなにかしたのか?

この異世界に来てから、世界を救ったり、英雄になったり、いろいろあったが…目指すはなんの変哲もないスローライフだ。


そんなこんなで、俺は美少女3人と共に静かに暮らせる安住の地を探していた。


現在、俺たちは仮拠点の洞窟内にいた。


「ねぇセカイ。私たち結婚しましょうにゃん。」


エルフという猫耳娘が話しかけてくる。コイツはとても美人だが、ときどき俺をからかってくる。

かわいいヤツだが、肉の焼き方や金貨の数え方は俺より下だ。


「まったく、貴様は鈍感だな…このクズが。殺すぞボケ。」


この毒舌な女はドワーフという名前だ。強い。でも俺の方が強い。

そして毒舌だ。俺よりも毒舌だ。


「あらあら、喧嘩はダメなのですよー♪そのおぞましい光景を見ると我は鬱になるのです♪死にたいのです♪」


この人はいつも俺たちを諫めてくれる、ロリヨージョさんだ。とても賢い。賢すぎてたまに突飛な行動に出る。

この中で一番弱いが、癒し系だ。俺の回復魔法の方が凄いし実用的だが。


「お前らなぁ、俺は今奴隷の娘を懐柔してるんだよ。お前らの相手なんかしてられねぇんだ。」


「クズだな。」


ドワーフが俺を見ながら呟いた。きっと尊敬の眼差しだ。


「セカイさん♪奴隷の娘を買ったのです?我、頭が痛いのです♪」


ロリヨージョさんも苦しそうな顔で俺を見ていた。きっと尊敬の眼差しだ。


「にゃああああああああああああああお前はあたしだけ見てればいいのにゃあああああああああああ!!!!!!!」


うわ、エルフも…尊敬の、眼差しだ。おそらく。


「お前ら、俺のこと慕うのは分かるけどさぁ…鬱陶しいぜ?」


おっと、つい正直者の性が出てしまった。仕方ないだろ、本当のことだ!


「ッチ」「死にたいのです♪」「セカイ??今なんて言ったのにゃ??」


いったい、いつになったら俺は満足のいく暮らしが出来るのだろうか…

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