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死立屋さんは、死を望む  作者: 暁雪
《白寂の山茶花》
11/18

〚虚蝶の夢−Ⅰ〛

読み方……『虚蝶コチョウの夢』



夢を見た。


もしかしたら、もう何度も視ているかもしれない。

そんな夢だ。



上を見上げれば

夜空に赫い満月が浮かび、

足元には

紅い水面が何所ドコまでも広がっている。



そんな、場所に。


自分は、


立っていた。


周囲は酷く静かだ。 


風の音さえもナリを潜め、

辺りを見渡しても唯々紅い水面が広がっているだけで、其の他には何も無い。


赤と黒。


そして、自分。


此処に在るのは、唯、其れだけ。


ーーーーーー『あの日』の様に。


静寂に包まれた赤と黒。

其れと、自分だけしか居ない此の場所は····



酷く、懐しく


酷く、空虚であった。









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