【クリスマス企画】 詩集

一作目 あなたのせい

雨が降り始め

私の頬を濡らしては

零れ落ちる

肩は震え　足も震え

強く　もっと強くと

拳を握った

なんで　なんでなの？

自問自答を繰り返す

無力な私

そう　無力

今まで感じなかった思い

あなたのせいで知ってしまった

あなたがいたから変わろうとした

あなたがいたから私を隠した

あなたがいたから……

私はこんなにも辛い

あなたさえいなければ……

私は……

私は……

膨らむ愛情も

怒りや憎しみに生まれ変わる

そして私を壊すだろう

全ての罪をあなたに押し付けて