ケンカと理由
前回の続きみたいな感じです。
ようやくキャラが勝手に動き始めた感じがします。あとはオチ決めないとなぁ。
四コマ漫画作れる人たちってすげぇ。
「ねぇ、ナギサ」
「なに?」
「大隅くんとケンカしたっていうけど、どうして?」
「……教えないとダメ?」
ミソラの問いに、私は渋い顔をする。
「んー、別にいいけど、気になって。ナギサって何だかんだ言って大隅くんにはちょろ……気を許してるじゃない? 何したらそこまで激怒させられるのかなって」
「……事故だとはわかってるのよ」
「へ?」
私のつぶやきに、ミソラはすっとんきょうな声を上げた。
「今朝ね、登校中に会ったとき、ダイチ、つまずいたのよ」
「ふんふん、それで? まぁ何となくオチはわかったけど……」
「それで、あろうことか私のむ、む、む、胸を触ったのよ!」
「あー、うん、やっぱり予想通りのオチだったわ」
他人事のように呆れたような声を出すミソラ。でも、私にとっては屈辱極まりない出来事はそれで終わりではなかった。
「でもね、私だってそれは事故だってわかってるのよ……だからダイチが普通に謝れば私も普通に許そうと思ったのに……あいつは」
「あいつは?」
「……板にでも手をついたのかと思ったぜ……」
「あー……」
ミソラが私の胸元に視線を向ける。そこは平均と比べると少し、若干、やや起伏に乏しい。
「今日という今日は絶対に許さないんだから!」
胸を触られたことは百歩譲って許そう。
でも、それに対してああ言われて許せるものか。
これで許すほど私がちょろくはないということをわからせてやる……そう私は誓うのだった。