ケンカとふりだし
ちょっと昨日はあれです、仕事で疲れすぎて家に帰ったらすぐ寝ちゃいました。
今日もそこそこ仕事忙しかったんですけど、二日は空けたくなかったので眠気我慢しながら書きました。
「ナギサー、許してくれよー」
ダイチが弱ったような声で言うのを尻目に、私はスタスタと歩く。
ちょっとしたことで私たちはケンカしていた。
ケンカと言うより、私が一方的にダイチにムカついている言う方が正確だろうか。いつものことと言えばいつものことだけど、今日はいつもよりもレベルが違った。
「マジさ、謝るよ! もう二度としないから! だから許してくれ! この通りだ!」
無視。今日という今日は絶対に許さないのだ。
「クレープおごるからさー」
無視。
だからクレープで私が釣れると思ったら大間違いーー
「駅前の喫茶店のビッグパフェもおごる!」
ぴく……。パフェ……?
思わず私の足取りが緩む。それを好機と取ったのか、ダイチはさらにたたみかけてきた。
「あとサーティワンのアイスもだ!」
「……トリプル?」
「お、おう! トリプルでも何でもどんとこい!」
「……………………………………………………し、仕方ないわね。そこまで言うなら許してあげる」
「ありがとうナギサ! さすがちょろいぜ…………あ」
「………………………………………………………………」
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