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琴菜の厄日

番外編と言うことで性格は本編とは違います、遠い未来だと思って頂ければ…(笑)



「ねぇ?琴菜」


「なあに?」


大学の講義も公務もない久しぶりの休日、私は裏庭にある東屋で「あったかいなぁ」と、のほほんしながらイーツと共に午後のお茶を楽しんでいた もちろん私が作った手作りお菓子を添えて

 

まったりしながらお茶を飲んでいた私にイーツが何気ない一言を言った


「僕さぁ、琴菜に似た女の子欲しいなぁ」


「ぶっ」


私は飲んでいた紅茶を勢いよく吹き出した。イーツに向かって噴き出さなかっただけ誉めて貰いたい


「琴菜、大丈夫?」


「ゲホッ、ゲホッ…イーツいきなり何を言い出すの」


「う~んだってねぇどうしても欲しいんだよ、琴菜協力してよ」


「えっ、い、いや、協力してと言われても…ねぇ?」


「何で?僕達、夫婦だよね」


「そ、そうですけど」


「じゃあ、いいよね?」


「な、なにが」と後退んで行く私に対してイーツはどんどん近付いてくる


「で、でも私、いまあの日だし」



「確か終わってるよね、それに今日辺り危険日だったはず」


「うっ」


(…ってか、何で危険日って知ってるの?イーツこわ)


「じゃあ、行こうか」


嫌な予感がプンプンしますが聞きたくないけど聞いてしまうのが悲しい性です


「ど、何処に?」



「もちろん、僕達の愛の巣に」


やっぱり、嫌な予感が当たりました。これは当たって欲しくなかったですよ


「まだ、明るいから……」


「大丈夫だよ、皆にはちゃんと昨日の内に言っておいたから」



「えっ……何を」



「うん?今日は午後のお茶を飲んだら琴菜と寝室にこもるから僕が呼ぶまで誰もこないようにって」


「!!」


にっこりと満面の笑みで言いやがりましたよこの男


だから、皆、朝から目をあわせてくれなかったんだ。どうりでいつもより早く寝室を整えてあると思った



「と、言うことで行こうか?」


気付いた時には抱き抱えられイーツに寝室に連れていかれました



「いやぁ~~~」



結局、その日は夕御飯も食べれず解放されたのは朝日が上り始めた頃でした



ちくしょうです、イーツのバカ






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