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『KING』  作者: 黒瀧
2/2

2=『新しい噂』

噂は渦を巻く。周りの連中はシビレを切らして。

『都立啓王高校』

窓ガラスは破壊され、壁には落書き、ピンクチラシが貼られ、教室の黒板は無惨にも破壊された悪の巣窟である。

『2−0』教室

高城(最近またキングの噂が一つ増えたらしいな)

原山(マジか?聞いてねぇぞ俺)

西尾(つーか、キングなんて本当にいんのかよ?只の噂じゃね?)

近藤(だよな?俺も見た事ねーし)

原山(馬鹿、いるかいないか何てどうでもいいんだよ。キングなんて只の暇潰しだろーが)

高城(みんな退屈なんだ、だから『KING』何ていう偶像創って退屈凌ぎ創ってるだけなんだよ)

近藤(それで新しい噂って何なんだ?)

高城(キングは実は双子だって話しだ)

西尾(出た〜、双子だってよ〜)

高城(前田さんから聞いたんだけどよ、何でも、みんなが言ってる赤髪のキングは兄貴らしい)

近藤(じゃあ何だ?弟は青髪ってワケか?)

高城(らしい)

三人が笑う。

近藤(ははは、何だよソレ。くだらねぇ)

高城(ふっ)

近藤(なぁー、外山ぁ、お前もおかしいと思うだろ?)

外山(…………)

その頃、『第二倉庫』では…カラーギャング『赤獣』の連中が集会を開いていた。

滝原(キングは双子だってよ)凪(聞いたよ前田さんから)滝原(キングって一体何なんだろうな、本当にいんなら何故本性現しやがらねぇ)滝原(しかも双子って馬鹿にしてんのか?)山根(でもよぉ二卵性何とからしいから、あんま似てないらしーぜ?)滝原(んな事どうだっていいんだよ!キングの野郎、見付けたら俺が真っ先にボコってやる)山根(お前、キングいると思ってんのか?)滝原(あ?)凪(居るワケねーだろ、あんなん只の噂なんだよ)滝原(何だとテメェ)凪(お前昔からそーゆう所変わんねぇよな。

すぐ噂信じやがる所)滝原(うるせぇ、殺すぞ)凪(あ?何言ったテメェ)凪、滝原の胸ぐらを掴む。

滝原(あぁ!?)小柳(静かにしろぉ!!)一瞬、静寂が漂った。

小柳(おめぇ等喧嘩だったら外出てやれ)小柳、煙草に火をつけ、(いてもいなくても同じだろーが俺からすりゃあ『KING』なんて只の餓鬼なんだよ)小柳は不適な笑みを浮かべてそう言った。

読んでくれて有難う。さて、一体どうなってしまうのか!?

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