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飢え死に

「米が、米が欲しい」

 か細い声で、若い男が言う。間もなく男の寿命は尽きようとしていた。集落を飢饉が襲ったのだ。少ない食糧は土地の権力者に奪われた。もはや男に助かる道はない。今になって茶碗一杯の飯を食わせたところで、男の運命が大きく変わることはない。


 やがて男は息をしなくなった。歴史上、何度も繰り返されてきたことである。人間は、この島の中で何万年も前から、弱肉強食を繰り返している。争いを繰り返した先に生き残った者は、何をするのだろうか。

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