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葛木裕美の天国と地獄の旅行話  作者: 鉄道1014
第1章 彼氏に会う前の一困難。
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第2話「葛木裕美の最初の地獄の戦い」

~病室~




 さて、最初が毎回肝心だよ!特に、杉並さんとの相手は。


 出だしはいつも通りの挨拶で!


「こんにちは!杉並さん。リハビリの時間です!」


 よしシンプルだがこれで良し!


 あまり変な風に言葉を並べてもダメ。特に今回は!




 そして、反応をうかがうがやはり…。


「よ~!リハビリの担当の葛木さんではないか。おかしいな~。今日はこないと思っていたのだが…。明日からお休みで彼氏のところに行くのではないのではないのでないのかい?いろいろとお楽しみもあるんだろ?向こうで。ホント、色いろんな意味で。その為に準備でお休みかと思ったのだが…。」




 やはり、この話題を出してきたな~。


 そして、なぜかエロおやじになっている…。


 杉並さんってエロおやじだったっけ?


 なんか性格変えて今日は、虐めてくるのかな?


 そいう志向かな?それでも、普通通りに。




「明日から、私は休みだけどただ単に、里帰りみたいな感じだから。


 その前に、杉並さんをリハビリのお手伝いをするのが私の仕事です。」


 っと、淡々と杉並さんのペースに流されないようにと頑張った。




 それでも杉並さんは、


「い~や~、私のリハビリなんて、しなくていいからさぼってもいいから、明日の準備のために帰っていいよ!彼氏の為にね!」




 出た~!ここで、杉並さんの“さぼり症”!


 それも、勝手に私のためにと偽っているし!


 そう来たら…。




「そうですか、それでは、杉並さんの担当先生と先日の話をしていたのですが、明日退院という流れでお願いしますね!」




 杉並さんの顔が一気に変わった。


「へ?退院?おかしいな~。今日の診察では、まだ入院が必要だと聞いたのだが…?」




 私の方に、流れが来たね。このセリフで。


「看護婦長や先生と私とで話し合って、これ以上入院は必要ないという結露に…。」




 さらに、杉並さんが顔色悪くなり慌てて、こう言った。


「私は、まだ入院が必要だよ!この通り、体が不自由だからリハビリや、治療が必要だよ!」




 私の勝ちだと思った。


 ピ!とポケットの中に入れておいた機械を止めた。


「はい!これで、杉並さんは意地でも今日もリハビリしてくださいね!この音声は、先生や看護婦長に回しておきますね!」




 杉並さんがやられたという顔になった。


「これは騙されたというより一本取られたね…。いつものお返しかい?」


「そのとおりです!」


 と私も言って勝ちを誇った!そして…。


「自分でリハビリが必要と言ったので必ずやってくださいね!退院の話は事実ですから。それが嫌なら頑張ってくださいね!」




 杉並さんは今の言葉を聞いて、


「今日は、私の完全の負けだよ。言うことを聞くよ。」




 やった~‼‼‼初めて聞いたかも!?杉並さんの負けた宣言は!


「ただ、完全に負けるのは癪だから、少し葛木さんが旅行中にお返しさせてもらえるよ。」




 ???おかしいな~。


 私、彼氏に会うと言っただけでどこに行くとは言っていないような…?


 まあ、どっちにしてもこれで今日は仕事を無事に終えれそうだ。


 だが、この杉並さんの言葉は、かなり恐ろしいことになるとは、今の私は知らなかった…。

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