表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蛇印(じゃいん)  作者: 屯田 水鏡
3/33

イザナギノミコトの禊(みそぎ)

この国が葦原の中つ国と呼ばれていた遥か昔、イザナミノミコトは火神カグツチを生んだとき、熱に焼かれて死んでしまった。

夫、イザナギノミコトは、愛しい妻、イザナミノミコトを尋ねて、あの世、つまり黄泉国よみのくにに行った。

そこで、「私を見ないでください」と言うイザナミノミコトの言葉に従わず、その姿を見てしまったイザナギノミコトは愛しい妻の変わり果てた姿に驚き恐れて逃げた。

「私に恥をかかせた」と怒ったイザナギノミコトが放った醜女等の追っ手を振り切って、黄泉国とこの世の境界にある黄泉平坂よもつひらさかを大岩で塞ぎ、黄泉国への道を絶った。

そして、黄泉国の汚れを祓うため、筑紫の日向の檍原で、海に沈没して禊を行なった。

その時、天照大神、 スサノオノミコト、月読尊がうまれたが、それと同時に、底津綿津見・仲津綿津見・表津綿津見の三神が生まれた。

「この三柱の綿津見の神は阿曇連あずみのむらじ等が祖神として斎く神なり。かれ阿曇連等は、その綿津見の神の子宇津志日金析命うつしひしかなさくの子孫なり」と太安万侶は「古事記」に書き残している。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ