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VRMMO内最高位NPCは血を流さない  作者: 東ノ瀬 秋
58/68

ステータス確認2




「で?リアにはこのデザインの説明をして欲しいんだけど?」


私は地べたに座り両足で悪竜の卵を抱える様にして魔力を込める。真っ黒な卵は相変わらずの大きさだが黒いオーラは五割増しになった。そして既に私でも持てない程の重量があり凶器となりつつある。


そんな私の前に淹れなおした紅茶を置くリア。


「えぇ~、海に着いた陸軍教育総監って感じでステキなのに。」


「いやいや、地に落ちた海賊団船長だよ。」


「ステキだからどっちでもいいの!ああ、とてもとても似合ってるわ、ヒノ~!!」


そう言いながら両腕をブンブン振るリア。完全にご乱心だ。


「でも露出度高すぎない?」


「ちがうの!最初は色合いが海軍の私と合わせて陸軍軍服っていうイメージでロングコートの下にはシャツとスカートを着せるつもりだったの!」


「うん。」


「でもコートが思ってた以上の重量になっちゃって。ヒノは装備重量気にしてたでしょう?」


「うん。」


「だからシャツ要らないかなって。」


「ハイ、ストーップ!」


「???」


なんで分かってない振りしてるの?君はそう言う所厳しかったの私知ってるよ。確信犯だよ。


「なぜそこから削ったし。まずコートで重量減らす努力しようや。」


「いやいや、重厚感ある軍服の良さを生かすんだもの。本当に重量減らしちゃ駄目でしょう?」


「謎のこだわり!」


「でもってヒノは効率厨だから一番軽いのでいいかなと。だから水着に。」


「…ちなみに何で下は水着じゃないの?」


「上下水着にコートはただの変態じゃない。ヒノってばおかしい。」


「なぜ上は許された!?」


私だって服装にはうるさい方だぞ。自分の服装に無頓着なだけで他の娘が着る服は見てるだけで楽しい。確かに今の私の恰好はリアが着れば通りかかった十人が十人振り返るほど魅力的なものだろう。でもロリにビキニ着せちゃいかんでしょ?……。誰がロリだ!


「えぇー大体ヒノが海賊って言ってる要素眼帯だけでしょ?軍帽も海賊っぽいデザインじゃないし。」


「ビキニのトップス!あとベルト!赤い金属に宝石が派手!」


二重で腰に巻かれた幅10cm近いベルトが二つ。緩く巻かれ過ぎて宙に浮いている。恐らくこれも装備固定されてるのだろう。


「スカートのウェストはボタンと紐で飾ってて見せられるものだけど、じかにスカートは変に見られることもあるからベルトで隠してるだけ。というかヒノが前に着てたタイトドレスも露出度で言えばどっこいどっこいだと思うけど?何が不満なの?」


「露出どうこうじゃなくて理由なく他人の視線集めるのが嫌なの。」


「ふーん。じゃあ自分の服の詳細見て見れば?」


「?」


どこか自信有り気にそういうリア。私は言われた通りに装備一覧から詳細を見ていく。




[月狼烟嵐の軍帽]

装備:頭

DEF:160 重量:4 耐久:780

付与効果:【気配希薄】【認識阻害】

付与特性:【月狼烟嵐】【装備制限:ミヒノ】


【月狼烟嵐】

太陽の光の届かない環境では装備者が認識していない者は装備者を認識しない


【装備制限:ミヒノ】

ミヒノのみ装備可能


製作過程:

[月狼の毛皮]と[ワイバーンの楯鱗皮じゅんりんひ]をそれぞれ[不死の石:風煙]で【錬金】。[月狼の毛皮]でブリムを、[ワイバーンの楯鱗皮]でベルトを、[月狼の毛皮]を裏地に[ワイバーンの楯鱗皮]でクラウンを【裁縫】【皮革工】。[緋炎銀糸]で飾り紐を【裁縫】。[緋炎銀]で月狼のエンブレムを【彫金】【魔道具】化。[緋炎銀糸]で【刺繍】《縫製》


詳細:

多くのスキルを駆使して作られた黒く煌びやかな軍帽。マリアがミヒノに合わせて製作。少し大き目で頭をスッポリ覆う感じの設計。風の刺繍が描かれている。スキルの女神の如きその知識と技術によって素材の[月狼の毛皮]と[不死の石:風煙]の効果を特化させることに成功した。装備者は煙のように己の存在を撒くようになる




[月狼真影の右眼帯]

装備:アクセサリー

DEF:20 重量:1 耐久:400

付与効果:【探知系スキル効果上昇】【クイックチェンジ】

付与特性:【月狼真影】【透過】【装備制限:ミヒノ】


【クイックチェンジ】

登録したストレージ内のアクセサリーと一瞬で交換する


【月狼真影】

太陽の光の届かない環境では装備者を認識している者を認識する


製作過程:

[月狼の毛皮]と[ワイバーンの楯鱗皮]をそれぞれ[不死の石:残影]で【錬金】。[月狼の毛皮]を裏地に[ワイバーンの楯鱗皮]で生地を、[ワイバーンの楯鱗皮]で革紐を【裁縫】【皮革工】。[緋炎銀糸]で【刺繍】《縫製》


詳細:

多くのスキルを駆使して作られた黒く煌びやかな右眼帯。マリアがミヒノに合わせて製作。頂点の丸まった三角に紐が一本通ったシンプルな設計。縫い糸に沿って二重に刺繍されている。スキルの女神の如きその知識と技術によって素材の[月狼の毛皮]と[不死の石:残影]の効果を特化させることに成功した。装備者は影のように人の存在を映すようになる




[月狼氷霧のレザーグローブ]

装備:手

DEF:120 重量:4 耐久:820

付与効果:【筋力強度上昇】【器用精度上昇】

付与特性:【月狼氷霧】【装備制限:ミヒノ】


【月狼氷霧】

太陽の光の届かない環境では装備者が物を操る強度と精度を上昇する


製作過程:

[月狼の毛皮]と[ワイバーンの楯鱗皮]をそれぞれ[不死の石:万年雪]で【錬金】。[月狼の毛皮]を裏地に[ワイバーンの楯鱗皮]で生地を【裁縫】【皮革工】。[緋炎銀糸]で【刺繍】《縫製》


詳細:

多くのスキルを駆使して作られた白く煌びやかなレザーグローブ。剣が握れるよう生地は薄くピッチリとした設計。氷の結晶が刺繍されている。スキルの女神の如きその知識と技術によって素材の[月狼の毛皮]と[不死の石:万年雪]の効果を特化させることに成功した。装備者は雪のように物の変位を結ぶようになる




[月狼幻日のミリタリーコート]

装備:胴 腰

DEF:380 重量:45 耐久:2640

付与効果:【消費MP軽減】【自動MP回復】【最大MP値増加】

付与特性:【月狼幻日】【装備制限:ミヒノ】


【月狼幻日】

太陽の影響を受けなくなる。月の光が届く環境では月狼シリーズが自動修復する


製作過程:

[月狼の毛皮]と[ワイバーンの楯鱗皮]をそれぞれ[不死の石:斜陽]で【錬金】。[月狼の毛皮]を裏地に[ワイバーンの楯鱗皮]で生地を、[月狼の毛皮]を衿と袖口のファーを【裁縫】【皮革工】。[緋炎銀糸]で飾り紐を【裁縫】。[緋炎銀]で月狼のエンブレムを【彫金】【魔道具】化。[月狼の毛皮]と[緋炎銀糸]でエポーレットを【裁縫】【皮革工】。[緋炎銀糸]で【刺繍】《縫製》


詳細:

多くのスキルを駆使して作られた漆黒の絢爛としたミリタリーコート。マリアがミヒノに合わせて製作。ファーやエポーレットが派手で豪奢な設計。背に大きな月狼のエンブレムが刺繍されている。スキルの女神の如きその知識と技術によって素材の[月狼の毛皮]と[不死の石:斜陽]の効果を特化させることに成功した。装備者は幻日のように太陽の意味を失くす




[月狼渦雷のビキニトップ]

装備:胴

DEF:100 重量:1 耐久:680

付与効果:【消費STM軽減】【自動STM回復】

付与特性:【月狼渦雷】【装備制限:ミヒノ】


【月狼渦雷】

太陽の光の届かない環境ではSTMの最大値が増加する


製作過程:

[月狼の毛皮]と[ワイバーンの楯鱗皮]をそれぞれ[不死の石:落雷]で【錬金】。[月狼の毛皮]を裏地に[ワイバーンの楯鱗皮]で生地を、[ワイバーンの楯鱗皮]で革紐を【裁縫】【皮革工】。[緋炎銀糸]と[白雷銀糸]で【刺繍】《縫製》


詳細:

多くのスキルを駆使して作られた黒く煌びやかな三角ビキニ。マリアがミヒノに合わせて製作。サイズがBに近いAな設計。左に月狼の一部が右に電気が刺繍されている。スキルの女神の如きその知識と技術によって素材の[月狼の毛皮]と[不死の石:落雷]の効果を特化させることに成功した。装備者は雷のように気が体中に巡るようになる




[月狼止水のレザースカート]

装備:腰

DEF:180 重量:5 耐久:950

付与効果:【装備可能重量上昇】【状態異常抵抗上昇】

付与特性:【月狼止水】【装備制限:ミヒノ】


【月狼止水】

太陽の光の届かない環境では環境ダメージを軽減する


製作過程:

[月狼の毛皮]と[ワイバーンの楯鱗皮]をそれぞれ[不死の石:湖水]で【錬金】。[月狼の毛皮]を裏地に[ワイバーンの楯鱗皮]で生地を【裁縫】【皮革工】。[緋炎銀糸]で【刺繍】《縫製》


詳細:

多くのスキルを駆使して作られた黒く煌びやかなレザースカート。マリアがミヒノに合わせて製作。丈が膝上しかない設計。裾に雫の刺繍されている。スキルの女神の如きその知識と技術によって素材の[月狼の毛皮]と[不死の石:湖水]の効果を特化させることに成功した。装備者は湖のように周囲の環境を凪ぐようになる




[月狼燈火のダブルベルト]

装備:アクセサリー

DEF:50 重量:4 耐久:680

付与効果:【魔力強度上昇】【魔力操作範囲上昇】

付与特性:【月狼燈火】【装備制限:ミヒノ】


【月狼燈火】

太陽の光の届かない環境ではMPの最大値が増加する


製作過程:

[月狼の毛皮]と[ワイバーンの楯鱗皮]をそれぞれ[不死の石:種火]で【錬金】。[月狼の毛皮]を裏地に[ワイバーンの楯鱗皮]でベルトを【裁縫】【皮革工】。[緋炎銀]をバックルに【彫金】【魔道具】化。[黒炎玉]と[紅炎玉]を宝飾に【魔道具】化。[緋炎銀糸]で【刺繍】《縫製》


詳細:

多くのスキルを駆使して作られた黒く煌びやかな二つのベルト。マリアがミヒノに合わせて製作。それぞれに黒と赤の宝石が散らばる設計。炎が刺繍されている。スキルの女神の如きその知識と技術によって素材の[月狼の毛皮]と[不死の石:種火]の効果を特化させることに成功した。装備者は灯のように魔力を周囲に漂わせるようになる




[月狼閑地のコンバットブーツ]

装備:脚

DEF:280 重量:14 耐久:1250

付与効果:【悪路踏破】【脚力強化】

付与特性:【月狼閑地】【装備制限:ミヒノ】


【月狼閑地】

太陽の光の届かない環境では地形による影響を軽減する


製作過程:

[月狼の毛皮]と[ワイバーンの楯鱗皮]をそれぞれ[不死の石:焦土]で【錬金】。[月狼の毛皮]を裏地に[ワイバーンの楯鱗皮]でアッパーを、[ワイバーンの楯鱗皮]で革紐を【裁縫】【皮革工】。[不死樹の外皮]で中底を【魔道具】化。[ワイバーンの楯鱗皮]で本底を【皮革工】。[緋炎銀糸]で【刺繍】《縫製》


詳細:

多くのスキルを駆使して作られた黒く煌びやかなレザーブーツ。マリアがミヒノに合わせて製作。膝下まで筒丈がある設計。幾何学模様が刺繍されている。スキルの女神の如きその知識と技術によって素材の[月狼の毛皮]と[不死の石:焦土]の効果を特化させることに成功した。装備者は土のように周囲の欠陥を埋めるようになる




なるほど、月狼シリーズねぇ。もしかしなくてもコート着てれば「太陽の影響を受けない」から他の装備の付与特性の条件である「太陽の光の届かない環境」が達成されると………。


「リア!!最高!!愛してる!!!」


「うへぇー。し、絞まるぅ~。」


おおっと感極まって正面のリアに抱き着いていたようだ。顔の真っ赤なリアが背中を叩いてるので緩めてやる。


「ふぅ…。気に入ってもらえて何よりね(チョロい)」


ふふふ。完全装備じゃないか。もはや外見など関係ない。半裸だろうが知ったことか。性能に勝る要素なんて他に要らない。


「付与効果も特性も凄い!一つ一つ計算され尽くされたような性能だよ!」


「張り切って作ったからね(よしよし、別にシャツの重量なんて誤差なのに気付かない。ヒノは無駄ばかり考えて足すことを忘れてるようだ。さっきまで深謀めぐらせた人とは思えないくらいね。ふふ。まぁ私が望んだ格好になってくれたんだから万々歳だわ)」


「でも私しか装備できないのは何で?このゲームPKされてもアイテム強奪されないから装備制限なんて完全なデメリットでしょ?」


「ああ、それはリライトデメリットって技術でね。高ランク装備には必要ステータスが課せられるのは知ってるでしょ?」


「うん。リアの刀[桜切]は確か必要ステータスがAGI 80以上だったね。」


「そう。普通ならヒノの装備も[桜切]なんか比べ物にならないぐらい厳しい制限が付与特性につくんだけど…。

余ってたヒノの魔力を吸収した[マナテイク鉱石]を[マナテイク鋼糸:ミヒノ]に《製錬》【錬金】。その糸で裏地に名前を【刺繍】【魔道具】化して付与した特性【装備制限:ミヒノ】を本来の制限条件に上書きする。これで元々の制限条件が消えたってわけね。」


「デメリットをそれ以上のデメリットに変えたと見せかけて、使う本人には関係ない条件にしたということね。面白い!モノ作り楽しそうだなぁ~。落ち着いたら私もやりたい。」


「ルティアス城七番塔には生産設備がほとんど揃ってるから生産し放題よ。鱗と皮が一体化した[ワイバーンの楯鱗皮]の加工は難しくてこの国の生産ギルドじゃあきっと無理だったわね。一度に大量のポーションを【錬金】できる大釜もあるからヒノも使ってみれば?」


「この城大きすぎてまだ全部回ってないんだよねぇ。それに今はフィールドに出て装備品を試したい!すぐにでも!」


「待って!その前に【暴食】の魔術刻印の場所、右肩から左胸に移して!そっちの方が今の衣装に似合ってるから!」


「そう言えばビキニの刺繍は狼の影絵の一部しか描かれてなかったね。もしかしてそれに合わせて私の魔術刻印の位置を調整しろってこと?」


他は全て刺繍に赤い糸を使ってる中、黒ビキニの左胸だけ白の糸で刺繍されていたので目立っていた。目を下ろすと影絵の一部だけが右肩にある刻印と同じ大きさで描かれているのが分かる。私はその続きをキッチリ絵合わせするように刻印の位置を再設定した。ビキニも衣装固定されているので思ったより簡単に、そして綺麗にできた。……決して貧乳だから平らで見やすかった訳ではない。ていうか貧乳じゃない!


「そうそう!いいアイディアでしょ!もうヒノの衣装考えてるの楽しくて楽しくて!ヒノいない時間ずっと衣装作りしてたわ!」


「フフ。リアが生産に目覚めてしまったか。まぁ私たちが手に入れた物はいくらでも使っていいから。」


「ありがとう!今眼帯と交換する用のアクセサリーなんかも作ってるから楽しみにしてて!」


「【クイックチェンジ】だっけ?」


「そう!いざとなったらアクセサリーで少しでも強くなった方がいいでしょ?眼帯の性能は戦闘には向かないし普段はヒノの魔眼を隠すためのものだから。」


このゲームはアクセサリー枠というものがあって、決められた数以上のアクセサリーを装備できない。眼帯も装備カテゴリーがアクセサリーなので確かに本気の戦闘では別のものを付けた方がいいだろう。

それより…。


「……魔眼ねぇ。リアは私とエルザの戦いどう思った?」


「ああ、それを聞こうと思ってたの。最後の一撃、完全にヒノがエルザさんの剣速の上を行ってた。今まであんなに速く対応したことなかったから見ててビックリしたよ。何したの?」


私はリアにあの戦いでの主観を話す。それを受けてリアは微妙な顔をした。


「勝算無いのにエルザさんに喧嘩売ったの?てっきり何か策でもあるのかと思ってた。引き分けてたし意図的に強くなったかと思いきや…まさかの行き当たりばったりだったと。」


「いやいや、あの時は私のテンションおかしかったし。プレイヤー最上位層の実力見られたらいいなと思って戦っただけ。コメントにエルザ強いって書いてあったし本人も剣自慢してたから、つい試したくなって。」


「ハァ、別に責めてないわ。でも聞いたところやっぱり…。」


「うん。絶対魔眼発動してたよね。」


私の右目は[(マーナガ)(ルム_)(ヴァー)(ミリオン)]という魔眼だ。ホムンクルスという種族は特殊で体の一部を部位コンバートすることができる。要はアイテムで自分の体を改造できるのだ。右目をコンバートさせる際使ったのが[銀朱狼眼]だ。暴食のマーナガルムを倒して手に入れた素体アイテム。種族がホムンクルスだとこの素体アイテムが低確率でドロップするらしい。紆余曲折あって無事コンバートは成功したのだが付与効果の一つ【銀朱世界】の説明が曖昧でどういう能力なのか不明だった。


【銀朱世界】

あらゆるスキルをあらゆるスキルで見ることがある。制御不能。


昨日のエルザ戦、いきなり視界が朱色に染まって時間の流れがゆっくりになった。恐らくこれが【銀朱世界】の能力の一つなのだろう。条件は不明だがこれが意図的に発動できるようになったら相当強い。


「フィールドに出たらさっそく検証してみようかね。でも死の山脈じゃあ一度も発動しなかったのが気になるなあ。まさか対人戦専用とかないよね。」


「付与効果はスキルとは違うから何とも言えない。でも検証には付き合えるから色々試してみよ?」


「ありがとう、リア。」


「ステータスといえばノネットサミットで貰える称号、そろそろ時間ね。」


「ああ、そんなのもあった。」


ノネットサミットへの参加報酬としてプレイヤー10人全員に称号が与えられるらしい。ただその内容は後日掲示板で募集され、それを参考にステータスの管理者が独断と偏見で称号の名称と付与効果が決められるとのことだ。そしてちょうどそれが公表される時間になったみたいだ。


「私少し掲示板覗いたんだけど私もヒノも酷いの多かった…。」


「へぇ~。何があっ…。」


『第一回九ヵ国首脳会談(ノネットサミット)への参加有難うございました』

『参加者には報酬として称号が贈られます』

『称号《九国会談:(目)隠しボス》を獲得しました』

『他の方の称号の詳細は公式掲示板を参照して下さいませ』


「「うわ~。」」


私とリアの声が重なった。目配せして一斉に自分の称号を言う。


「「せ~のっ!」」


「(目)隠しボス」

「会談の黒幕」


「「……。」」


双方ともに微妙な顔になった。


「因みに掲示板で人気だったのを言うと…私は『無言の圧力』『正体不明』『フィクサー』『魔王幹部』『コナンの犯人』『影薄い』『ダークマター』『ワシじゃよ』」


「…プフッ。あはははははは。一言もしゃべってないのに良いのが一つもない。あはは。」


「もう!それはヒノがやらかしたせいでしょうが!『会談の黒幕』だって完全にとばっちりだよ!」


リアが膨れるのを流しつつ私はひとしきり笑ってから自分の称号候補を聞く。リアは少し気まずげに話した。


「…『N(oxious)Q(ue(有害女王)en)』『自称救世主(笑)』『ラスボス』『大魔王』『悪魔女』『邪神ちゃん』『世界の敵』………『モノクロリ』」


「誰がロリじゃああ!!ゆうた奴でてこいやああああ!!」


「やっぱりそこで怒る。……ップ。でも本物の魔王差し置いて裏ボス扱いは笑っちゃう。」


「………掲示板凸ってくる。」


「それはやめなさい!!」



―――――――――――――――――――――――



名前:ミヒノ

種族:ホムンクルスLv78

職業:【多種武器使いLv20】

保持職業:【錬金術師Lv20】

ステータス:

HP:334

MP:3267

STM:1075


STR:186

VIT:5

AGI:5

DEX:237

INT:214

MND:108

LUK:55

ステータスポイント(0)


ユニークスキル:【(The_All)(_to_Bro)(od,_fro)(m_Brood)


セットスキル:

【投擲Lv71】【硬化Lv66】【運搬Lv85】【錬金Lv45】【武器庫Lv63】【解体Lv56】【暴食Lv45】【魔力制御Lv62】【逆境Lv42】【空間把握Lv45】

控えスキル:―

スキルポイント(28)


称号:

《七大罪:暴食》

《覇者:始まりの国》

《九国会談:(目)隠しボス》


装備一覧:

頭:[月狼烟嵐の軍帽]

【気配希薄】【認識阻害】【月狼烟嵐】【装備制限:ミヒノ】

手:[月狼氷霧のレザーグローブ]

【筋力強度上昇】【器用精度上昇】【月狼氷霧】【装備制限:ミヒノ】

胴:[月狼渦雷のビキニトップ]

【消費STM軽減】【自動STM回復】【月狼渦雷】【装備制限:ミヒノ】

腰:[月狼止水のレザースカート]

【装備可能重量上昇】【状態異常抵抗上昇】【月狼止水】【装備制限:ミヒノ】

胴 腰:[月狼幻日のミリタリーコート]

【消費MP軽減】【自動MP回復】【最大MP値増加】【月狼幻日】【装備制限:ミヒノ】

脚:[月狼閑地のコンバットブーツ]

【悪路踏破】【脚力強化】【月狼閑地】【装備制限:ミヒノ】

アクセサリー1:[月狼真影の右眼帯]

【探知系スキル効果上昇】【クイックチェンジ】【月狼真影】【透過】【装備制限:ミヒノ】

アクセサリー2:[月狼燈火のダブルベルト]

【魔力強度上昇】【魔力操作範囲上昇】【月狼燈火】【装備制限:ミヒノ】

アクセサリー3:[魔石格納腕輪]

【アイテムボックス|収納制限:魔石】

アクセサリー4:[ブラックニーソックス]

【大量生産品】


部位コンバート:

右目:[(マーナガ)(ルム_)(ヴァー)(ミリオン)

【銀朱世界】【スキルLv成長率上昇】【LUK成長率上昇】

左腕:[ファウストの左手]

【契約召喚】【DEX成長率上昇】【INT成長率上昇】




【逆境】

自分のHPが一割以下の時STRとINTの基礎値が大幅に増加する


【空間把握】

自分の周囲を立体的に掌握する。移動系と操作系スキルに補正あり


《九国会談:(目)隠しボス》

第一回九ヵ国首脳会談へ参加した者に送られる称号。会談では『(目)隠しボス』として活躍した。この称号を持つ者は【ステータス偽装】を行使できる


【ステータス偽装】

予め設定したステータスにしか他人からは見えなくなる





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