少女たちは元気いっぱい ③
隊「本当に良かったんですか?
あの娘たち置いてきぼりで…」
俊「どうせ連れてけないからね。
泣いてもらうしかないよ」
あのやり取りの後、
私たちは機上の人となった。
お供は成人女性3人だけ。
副「どんだけ女の子泣かせれば気が済むんです?
私たちだって随分泣かされてるし」
リ「どうせなら二人っきりで
思う存分、ひぃひぃ泣かせて欲しいなぁ。
ふふっ♡」
副「独り占めはダメよ?」
リ「じゃあ、みんなでシます?(笑)
とりあえず美味しい食事とお酒から?」
俊「この上京も、一応仕事なんだけど…
わかってる?」
隊「まぁ、国内なら身の危険ないけど、
羽目外しすぎないでよ?」
リ「はぁ〜い」
しみじみと話してる所に奇襲?
俊さまの両目が後ろから誰かに塞がれた。
?「だ〜れだ?」
俊「え? あ!
なになに!?」
?「だ〜れだ?」
俊「え?わかんない。
隊長?」
私がそんな可愛い声なわけないでしょ?
もう。
ずっと横にいるのさえ気づいてないとか失礼よね。
私も今度やってみちゃおうかしら、
目隠し(笑)
それにしても…
想定外の同行者だこと。
一「あはぁ♡
とししゃま。
わたしですにゃ♡」
俊「い、一诺?」
一「ちゅうごくとさがは、
ひこうきでてて、ちかいから」
俊「お忍び?
それとも遊び?」
一「ごこうむですにょ!
おとももいるにゃ」
後ろで私服女性がふたり、会釈した。
一「でもたいちょ〜と
またあえてうれしいでしゅ!
ついでにわたしも
まもってくださいな?」
隊「はい。 喜んで」
俊「これから僕ら、仕事で結構動き回るんだけど、
大丈夫なのかい?」
一「だいじょうぶ。
〝とししゃまにつきしたがえ〟という
おやくめでしゅから。
たくさんうごいていいよ♡」
少女というか幼女だけど、負けそ。
色んな意味で。
ハルといい、一诺といい、
天才で… しかも可愛いだなんて反則すぎよね。
心折れそうになるわ。
リ「可愛さじゃ負けても、
お色気でイケますって♡」
私の心、見透かしたようにリリューシャが言う。
それもアナタには負けるわよっ!
ちょっと涙目になってきた。
俊「ん?
隊長、どうかした?」
屈託ない笑顔がかえって憎らしい。
俊さまに涙見られた気恥ずかしさと、
それでも熱くなっちゃう頬の熱を感じて
急に感情が昂ぶってきた。
隊「人の気も知らないで…
ん、もう!」
俊「あ痛たっ!」
なんでつねられたのかなんて、
一生判らないんだろうな、このヒト…。




