「外の人オーディション」
水曜の深夜、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
解説の不観野晴季です。
「選挙」という言葉が死語になりつつある昨今ですが、
ごく最近、国民の多くが注目した投票イベントがありました。
それが 『ミス・イザナミ・オーディション』です。
二〇X〇東京オリ・パラ、さらには
「WWCF(世界慈善基金)」に繋がる広報活動のため、
VGはナミをイメージガールにしましたが、
キャンペーンをより効果的に展開するため、
ナミを援ける女性…
「ミス・イザナミ」を一般公募する事になりました。
肉体を持たない人工知能の現し身…という役どころから、
“外の人オーディション”とも呼ばれたこのイベントは、
エンタメ史上最高の過熱ぶりを見せました。
政府挙げてのビッグイベントなのにも関わらず、
「十代の健康な女性」とだけ書かれた応募資格に、
プロ・アマ問わず、全国から応募が殺到。
応募総数は実に一七万三四五七名。
自薦・他薦さまざまなエントリーシートはもとより、
容姿、学校の成績、ネット・実生活での評判、消費性行等々、
あらゆるデータを加味した上で、
アイドルの素養と広告塔の能力を兼ね備えた人物かどうかが、
ナミと関係者の連携で絞り込まれていきました。
準決勝にあたる三次選考では、
業界人・専門家の面接による〝ふるい〟にもかけられ、
四人にまで絞り込まれた段階で、
最終選考は公開番組としてオンエアされる運びに。
本来、身近にいるマスコットAIでもあるナギ・ナミは
ヴァーチャルアイドル的な側面もあり、
それを唯一の… しかも実在の人物に託すというのは、
イベント限定・期間限定とはいえ、
世の主流に逆行する… かなりの冒険だったはずです。
それを、高齢者や機械オンチのユーザーのため…
国民大多数の敷居を下げるために実行するのは、
常日頃、VGとナギ・ナミが口にする、
〝最大多数の最大幸福〟を目指すゆえ…
という事になるでしょうか。
「投票には参加したけど、
オーディションのようすは観ていない」
という方々のために、
今回は日本語・特別編集版でお送りいたします。
つまみ食いもアリですが、
やはり全てご覧になる事をおススメいたします。
アイドルのオーディションと侮るなかれ…ですよ。
では、また。
後ほどお会いいたしましょう。
[水曜レイトショー(地上波)
導入解説より]




