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毒白

PERFORM あるいは BEHAVIOUR

作者: 棠 智果

起こったことの根底に何があるかを掘り下げること

これからどう対処していくべきかということ


本来なら、同時に考えることができなければならなかった。

得手不得手とは言うが、最低限できなければならないことというものがある。それは人として、女として、大学生として、工学に携わるものとして、求められることは変わらない。

我が身を型に嵌めて生きる必要はない、と人は言う。

足並みを揃え、少しでも多くの人に愛されろ、と同じ口で言う。

その理不尽さを受け容れて生きて行け、と隠れて囁く。

屈することなく強く生きろ、と声を大にして叫ばれている。


臆病ゆえに、献身をもって壊れることが叶わなかった私にはもはや優しくなろうとする資格などないだろう。今は届かない償いのために自分を安売りして、日々誰かの欲の餌食を演じることしかできない。


私はなぜ許せなかったのか

そして今何を許したのか

これからどう受け入れていくべきか


考えなければならない。

同時にできなければ、ひとつずつ。


幸いにも今、答えは急がれていない。

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