第捌話 12月19日 其の終
眠いです
現在20時
お互い同じ部屋で寝るのは決定事項として、見張りの分担を決めた。20時~翌日の2時までを羅優が。2時~9時までを俺が見張りとして起きていることになった。これは俺の独断で決めさせてもらった。というのも夜中の方が敵が襲ってくる確率が高いというのと、寝てから夜中に起こされるのは辛いだろうと思い俺が後に見張ることにした。もちろんこんなことは言わず、適当に今考えた体をして提案した。もし俺の思惑に気がついたら態度が軟化してくれないかな~という希望を込めて。が、まあ無反応。おいおい気づくことを切に願う。
それはさておき現在20時。俺が寝る番だ。羅優は外を眺めている。お互い寝ている相手のことを見るのは極力無くそうという提案をした。なぜなら見られていると気になって眠れやしないからだ。まあそんなわけで見張るのも兼ねて羅優は外を見ている。窓のカーテンの隙間から。もちろん電気もつけない。点いたは点いたのだが、点けていたらここにいますよ宣言しているのと変わらないので消した。就寝時間がこんなに早いのもそのせいだ。
さて、今日、12月19日が終わる。寝る前にふと電源ごと切っておいたスマホをつける。メール―――運営からのメールが五件。死亡者の通知だ。現在の生存者は543名。一日に七人が死んでゲームオーバーとなった。このゲームは一ヶ月続くと言っていた。単純に計算すると31日では217人しか死なない。もっと殺し合いが激しくなると予想して最初の人数が550人もいるのだろう。それはそうだ。今まで人を殺すという行為をためらってきた者も周りのやつらが殺しているから、自分が殺らなきゃ殺られるからという理由で、自分を正当化して、殺しを始める。今日死んだ七人は全員違う人に殺されていた。今現時点での人殺しは543人中7人。圧倒的少数だ。だがこれが15日くらいたったとすると手を汚していない者のほうが少数になるだろう。
人殺しが大多数を占める世界に変わっていくのだ、このセカンドアースは。
その大多数の中には俺も、もしかしたら羅優も、生き残っていたなら入るかもしれない。それを考えるとゾッとする。
でも、唯一救いがあるとすれば、他のやつらとは違い、俺のそばには、遠くを眺めながらかわいい横顔を見せてくれている、羅優という
『仲間』がいることだろう。
愚痴という愚痴はさほどありませんが、最近アニメをあまり見れないのが辛いですね。小説を書いて、読んでいたらアニメまで手が回らなくなってきました。なのにも関わらずもう一個連載しようか考えている私は愚かでしょうかね?
物語シリーズのお〇ぎちゃんに
「愚かですねぇ」
とでも言ってもらえれば目が覚めるでしょうか?
さて、本編の話です。今回で長い一日が終わりました。考えているのが、一日交代で視点を帝と羅優で変えてみようかなということ。まあメリットはそれぞれの心理が分かりやすいことですね。デメリットは………いっぱいありますね(笑)
まあNotを書きながら考えます。
それでは感想、コメントお待ちしておりますということを伝えまして次回もお楽しみに。