第伍話 12月19日 其の伍
今いるのはちょうどコンビニを見ることができ、かつ少しいりくんだ道の先にあった民家の玄関前だ。コンビニに行こうとしたのだが先客がいた。見るからに屈強な男だった。後ろから見ただけだったので顔は見えなかったが、頭はスキンヘッド。身長は周りの建物と比べると190はありそうだった。一目見たら囚人が脱獄してきたかのように見える。装備などは鞄にしまってあるのか素手だ。もしくは柔道などの体術を身に付けているのか。とりあえずコンビニ内で戦うとなった場合は近接戦闘となるため、素手でも強そうなあの男とやっても勝てやしない。そのため民家から様子を見て男が出ていったあとにコンビニに行こうとしたのだ。
とりあえず急いで民家に入ろう。むやみやたらに外に出てもいいことはない。建物の外は地獄なのだ。いつどこに誰が潜んでるかわからない。かといって建物の中が天国なのかと言われればそういうわけでもない。だが外よりはましだろう。だが入りたいのに入れない。鍵がかかっている。「鍵のかかった家」だ。某芸能事務所に所属しているお〇のくんはいたりしないだろうか。怪〇くんの衣装とか着てないだろうか?「かーいかいかい」とか……………いかんいかん、バカなことを言っている場合じゃない。さっさと中に入ろう。だがどうやって……。鍵をおお〇くんのようにピッキングすることはできない。窓を撃ってはいったら音で中にいることがわかってしまう。さあどうしようか。どうしようか………。考えながらぐるぐる民家の周りを歩いていると、目についたものがあった。トイレの窓だ。
大きさは十分人が通れるサイズ。窓もきちんとは閉まっておらず、少し隙間が空いていることから鍵もかかっていないだろう。よし、入ろう。だが、万が一家の中に人がいて物音に気づいたらまずいから音はたてずに静かに窓を開ける。そして隣の木の枝をつたい、窓のそばまでよって中の音をうかがう。人の気配はない。よし、突入だ。
窓を音をたてずに静かに開けていく。一分もかかった。そして外側から窓の中に身を乗り出す。すると白い地面に薄い森とピンク色をした谷が見えた。訝しげに目線を上にあげていく。
涙目をして今にも叫びそうな真っ赤な顔をした美少女と目線があった………………
とりま急いでトイレの中に入って少女の口をふさぎました。
まずは恒例の愚痴です*興味のないかたは段落を一つ飛ばしてください。
いまから塾です。でも宿題全くやってません。ほんとにこんなんでいいのでしょうかね?あと今日学校で合唱コンクールのリハがありました。合唱コンクール自体は嫌いなわけではないのですが、いかんせん暑い。まだ熱中症が起こりうる気温なのにもか、か、わ、ら、ず、クーラーもない体育館ですし詰め状態です。最近はそういうのに世間も厳しいはずなんですがね。まあ志望校の高校はクーラーついてるのであと半年の辛抱です……………受かるかはわかりませんが。
はい、愚痴フェイズ終了。さて、今回のGOMはいかがでしたでしょうか?少しエロフェイズ挟みましたが。書いていたのは昼なのに深夜テンションでした。最近生活習慣乱れまくりです。では、次回は最初の方少しエロ。あとの方はシリアスぎみって感じでお送りする予定なのでお楽しみに。ちなみにNo title storyという連載と(涙)(笑)という短編の方も書かせていただいてるのでそちらの方も是非読んでみてください。