表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
GOM ~Game Of Mountain~  作者: みやじい
12月19日 『旅の幕開け~旅立ち~出会い』
5/20

第肆話 12月19日 其の肆

明日から学校です。マジだるいです。ダルすぎる過ぎるです。ダルの極みです。

本を読みたいし書きたいのに塾がある。この悲しさ、わかる人は多いと思います。そろそろ本格的に勉強しなければならないので更新が遅くなるかと思いますが根気よく待っていただけたら幸いです。

  バイブだ。メールだろう。体がブルッと震える。時刻は15時。さっきの銃撃戦から二時間が経過していた。朝日が死んだのか?それとも前から来た女が死んだのだろうか…………?結果論から言えば助けてもらったため、そのせいで彼女が死ぬのはごめんだ。それなら俺が死んだほうがましだろう。俺も男だ。


  助けてくれたのが女だとわかったのは匂いからだ。甘く香ばしい匂い。香水などではない自然な匂いが前からすれ違い様に漂ってきたからだ。鼻はきくほうだ。さっきは焦っていて気づかなかったが。お礼を言いたいと思った。とんだ筋違いかもしれないが、ほっといて逃げた詫びもしたい。だからこそ死なれるのは困る。


 運営 「天宮司帝(てんぐうじみかど)南雲忠一なぐもちゅういちを銃殺。天宮司に賞金一億円。なお、南雲はリタイア。」


  良かった。女じゃない。そう思ったあと人が死んだのに良かったと思った自分に嫌気がさす。自分が他人を踏みにじって生きていることを感じさせられる。見たくなくって目をそらしている自分の内面が嫌でも目に入る。このゲームは残酷な人の本性を暴く。それこそが主催者(オーナー)の狙いだろうか?醜い人の本性を露にするゲーム、それがこのGame Of Mountain、GOMなのだろうか?…………………





 ---------------------------------------------------ーーーーー





  やっと周囲が開けてきた。麓だ。まさか下山するのにこんなにも時間がかかるとは思わなかった。だが山を下から見てもたいして大きくはない。まっすぐ降りてきたのになぜこんなに時間がかかったのだろうか?


  そんなことよりもこれからどうするか考えよう。まず選択肢の一つ目はこの辺のどこかに潜むことだ。この辺は住宅地だ。ルールブックには、


[ Ⅰ セカンドアース内では日本国憲法が適応されない。これはセカンドアースが非現実空間であるからだ。ゲーム終了後も罪に問われない。


  Ⅱ セカンドアース内にはプレイヤー以外の人間は存在しない。]


 とあり、家などへの不法侵入も許されるだろう。家を拠点にするのも有りだ。家具があればバリケードも作れる。だが問題点もある。誰かに家に入るのを見られたら寝ている隙に襲われかねない。今は拳銃のみが武器だがそのうちマシンガンなどが武器に加わる可能性もある。そうなればバリケードが意味をなさない。


  二つ目の選択肢はコンビニの近くに移動して様子をうかがうことだ。いくらなんでも乾パンとペットボトル一本では三日ともたない。いつかはコンビニに行かざるを得ない。いつか行かねばならないならプレイヤーの装備が整っていない今のうちに行った方がいい。だが動けば動くだけリスクがある。コンビニに行くまでに倒される可能性もあるし、コンビニにの近くに潜む場所が無ければ一大事だ。だがここに留まっていてもらちが明かない。けしてベストな選択かはわからないがとりあえずまあ動こう。

どうだったでしょうか?楽しんでいただけたら幸いです。感想などもお待ちしております。目に見えて読んでもらえたとわかることが何よりも励みになりますので。

それではまた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ