第参話 12月19日 其の参
やっと期末テストが終わりました。そしてもう一つの意味でオワリマシタ。
中三の前期期末ってかなり内申に響くんですけどね。まあやる気でないししゃーないっしょ
てことでGOMの第参話です。近々もう一個連載のやつを書きたいなーと思ってます。読んでくださる方がいるのならば楽しみにしてください。
どのくらい歩いたのだろうか。時間にしては三時間歩いている。だがいっこうに下までつかない。そんなに大きい山だったのだろうか?地図で確認したいところだが地図アプリは課金アプリなので持っていない。時刻は12時を少しすぎるころ。お腹はペコペコだがカンパンしか持っていない。大事な食料であるカンパンを食べるか迷っていると
パンッ!
と一発の銃声。とっさに息を潜めているとスマホのバイブが鳴った。メールの着信だ。
運営 『黒川朝日が大横影則を銃殺。黒川朝日に賞金一億円。大横影則はリタイア。』
さっそく殺したのか……………人を………。どうする、銃声があったのはこの近くだ。俺が狙われるかもしれない。逃げるか隠れるか。隠れよう。と、その時
パンッ!
「クッ!」
朝日のであろう弾丸が左頬を掠めた。位置がバレている。逃げるしかない!一目散に逃げた。木の多い場所を選びながら逃げた。やはり殺さねばならないのだろうか?そもそも殺せるのか、勝てるのだろうか?相手は喧嘩慣れしているようだ。ためらわずに人を撃ったことから分かる。しかも殺意が全然違う。朝日が使った弾丸は2発。残りは14発以下だろう。それをしのげれば………いやダメだ。サバイバルゲームはド素人、かつ身体能力底辺の俺に凌げるわけがない。どうすればどうすればどうすれば………。その時、目の前から弾丸が。もうだめだ、仲間がいたのだ。一人でも無理なのにそれが二人になるとかマジムリゲーにもほどがある。あきらめたが、弾丸は俺の顔の横を通りすぎ朝日へ。朝日が怯んだその隙に道を逸れ、山を転がり降りる。いや、転がり落ちる。痛みがあるはずなのだろうが恐怖に体や脳が支配され感じない。途中木にぶつかり体は止まった。上では発砲音がする。とりあえず逃げられたのだろうか?念には念をと山中を横に移動する。一キロほど移動したところで銃を構えながら下山を再開する。心臓の鼓動は収まったがまだ足が震えている。平和ボケしたこの国で殺し合いをすることになるとは昨日まで思ってもみなかった……。
以上第参話でした。設定に無理がある、矛盾してる、誤字脱字等がありましたらご指摘ください。
感想を書いていただけたら嬉しいです。
ではでは。