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GOM ~Game Of Mountain~  作者: みやじい
12月19日 『旅の幕開け~旅立ち~出会い』
2/20

第壱話 12月19日 其の壱

 

「ようこそゲーム会社『セイントカンパニー』へ。参加者の方ですよね。アバターを作りますのでこちらに入ってください。」


  そこにあるのは棺桶のようなものだった。


「リラックスしてくださーい」


 名前の登録などは後なのだろうか?と思いながら寝ていたら急に睡魔が襲ってきた。そしてそのまま夢の中へ………


 寝てしまっていたことに気付き、起きたらそこは山の中だった。先程のビルや棺桶のようなものはなく、辺りは木ばっかりだ。林の可能性も微レ存だがそんなことは考えなくてもいいだろう。そして頭にはヘッドフォン。そしてまず考えるべきは


 ど こ だ こ こ は !?


「お気づきですかー?では今からゲームの説明、皆さんに行ってもらう『Game Of Mountain』の説明を行います。Game Of Mountain、略してGOM、とはセカンドアース、まあバーチャル空間とか電脳世界だととらえていただければいいです。そのセカンドアースにて行っていただくサバイバルゲームです。ですがエアガンを使っての一般的なサバゲーとは違い、GOMはこのセカンドアース内で生活してもらいます。しかし、ただ生活するだけでは面白くありません。ですからGOMでは他のプレーヤーを殺してもらいます。安心してください、死にませんよ。セカンドアース内で死んでも現実では死にません。そして、一人死んだとき、自殺または事故死なら死んだプレイヤーの所持金が全プレーヤーに山分け。他殺なら殺したプレーヤーに1億円が賞金として渡されます。賞金はGOM内で自由に使えますし、残った分は現実世界に戻ったときに賞金としてお渡しいたします。ただし死ねば自分の所持金、つまり賞金は生き残っているプレーヤーに山分けです。では、一ヶ月間のサバイバルゲームをお楽しみください。おっと忘れていました。ためしに耳をつねってみてください。ではよいゲームを。」



 という気の抜けた声による放送がヘッドフォンから流れた。たぶん他のプレーヤーにも流れているのだろう。そして背中に違和感がある。見てみれば見覚えの無いリュックを背負っていた。

 

 中身を確認したところ、未開封のペットボトル500mL カンパン 包帯 寝袋 などのサバイバルセット。特に変わったものはない。問題点を挙げるとすれば食料が一食分しかないことだろう。次にポケット。見たこともないスマートフォン。ライター(チャッカマン)。方位磁針。サバイバルナイフ。腕には腕時計。そして腰には手榴弾が一つと拳銃一丁。アナウンスによると本物らしい。SIG SAUER P226…………たしか、重量が850g前後、装弾数16発、有効射程距離が50mの拳銃だったはずだ。口径は見た感じ9mm。この間読んだ小説で主人公が使ってたもので、耐久性が高く、サバイバルなどに適していると説明されていた。次にアナウンス通り耳をつねってみた。痛かった。ん?まて、ということはセカンドアース内では痛みを感じるのだろう。うんうんうん。




  う た れ た ら ど う す ん だ !?




GOMの二話目です。タイトルは一話になってますが。

次回の次くらいから実際にスタートします。お楽しみに。

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