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※この段の原文は国産み編に続く形で書かれているが、「神産みの章 別伝2」から続くと考え再構成している。
速須佐之男は伊邪那岐の指示を不満に思い、その地を治めずに周囲を荒らしてまわる。
※原文では宇気比に勝ったとして勝佐備【勝者の振舞い】を行ったと続けられている。
すなわち、天照の営田の阿を離してその溝を埋めた。
※水田の水を干上がらせる行為。
※営田とは営んでいる田、阿は不明、畔と言われている。素戔嗚の火の神という性質から、水を抜く行為と推測した。:水田の水を抜き、壌で埋め固めてしまった、という感じかもしれない。