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素戔嗚（すさのお）の章　国産み編

【迦具土（かぐつち）の章別伝　及び　国産みの章別伝　及び　神代（かみよ）の章別伝　及び　黄泉（よみ）の章3　曲神（まがるかみ）と直神（なおるかみ）　別伝】

※この段の原文は追放編に続く形で書かれているが、「神産みの章　別伝2」から続くと考え再構成している。

速須佐之男（はやすさのお）は伊邪那美（いざなみ）の故郷、根之堅洲国（ねのかたしまくに）へと行きたいと考えていた。

しかし黙って向かうのことは出来ないので、まずは天照大御神（あまてらすおおみかみ）に伺いを立てて見ようと考えたのである。

そこで速須佐之男（はやすさのお）が高天原（たかまのはら）の天照（あまてらす）に届くように大声で叫ぶと、山川は大揺れに揺れ大地震が起こった。

天照（あまてらす）はその大声に驚き、「速須佐之男（はやすさのお）はこの国を壊すつもりに違いない」と考えて武人姿で待ちかまえる。