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伊邪那伎が最初に訪れたのは、流れの速い上瀬【粟門?】である、
次に来たのは、着物を脱いだ中瀬【速吸名門?】である、
最後に来たのが、下瀬【阿波岐原?】である。
伊邪那伎はその下瀬にて曲神の憑いた物を、その澄んだ水で洗い清め、一つ一つ直していった。
その水底で洗い流したとき(あるいは下瀬に訪れたとき)に産まれた直神、底津綿津見
別名を底筒之男と言う。【底澄の誤字?】
その水中で洗い流したとき(あるいは中瀬に訪れたとき)に産まれた直神、中津綿津見
別名を中筒之男と言う。【中澄の誤字?】
その水上で洗い流したとき(あるいは上瀬に訪れたとき)に産まれた直神、上津綿津見
別名を上筒之男と言う。【上澄の誤字?】
その曲神を直したことにより、これらの神々を神直日とも言う。
別名を大直日、伊豆能売【「つつ(澄)のめ」の誤字??】と言う。