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伊邪那岐（いざなぎ）はそれを見て、「愛（え）我那邇（あなに）妹命乎（いものみことや）易子之一木乎（このひとつけにかわるや）」（「ああ！我が愛しき妹よ！子の命と引き換えになってしまうとは!」）と叫んだ。

※一般的には「うつくしき、あがなにものみことや、このひとつけに、かえつるかも」と読むらしい。

※木（け）は清？貴？気？

そして伊邪那美（いざなみ）の身体の側で泣き叫んでいると、そのあふれる涙がまた神となって、火之夜芸速男（ひのやぎはやお）を鎮めたのだった。

その神の名を泣澤女（なきさわめ）と言う。

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