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そもそも、この発想は偉大なる天武天皇が歴史を深く研究されようとしたことに始まりまります。
天武天皇は、その結果、
「朕が調べたところ、伝わる多くの帝紀や系図は事実と異なることも多く、創作のようなことも多く含まれている。今これを調べなおして正しく改めねばその真偽は永久に失われてしまうことになろう。帝紀や系図は継承の基盤となるものであり、国家にとって非常に重要なもの。偽りが伝わるようでは意味がない。ただちに詳細を調べなおして検討し、虚実を選んで後の世に伝えるものを作成せよ」
、との詔を出されました。