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5.ケケケ…(原発推進・お爺ちゃんサイド)

(歌詞)


お爺ちゃんは、権力者

核爆弾が、大好き

他の国に、対抗するため、そいつを欲しいと思っています


男性原理 テストステロン

勝った負けたの世界観


核爆弾が、欲しいから

原発推進、隠れ蓑

権力財産税金使って、手段を選ばず、原発造り


隠蔽工作 数値改竄

金のばら撒き、エトセトラ


ケケケ、ケケケ、ケケケッケー


だけどもある日に、

事故が起こって、

推進無理になりました

お爺ちゃんは、困ってしまって、

さぁ、どうしましょー


ケケケ、ケケケ、ケケケッケー


そんなところに、

ケケケと名乗る

不気味な子共がやって来て

お爺ちゃんに、そっと囁く

なんとかしましょー


ケケケ、ケケケ、ケケケッケー

ケケケ、ケケケ、ケケケッケー


そのケケケが、言うのには

世間の声は、変えてやる

だからお前は、これまで通りに、原発推進し続けろ


核の力で 日本は護れる

ちゃんと約束してやろ


お爺ちゃんは、信頼し

原発推進、がんばった

そしたら不思議、世論は変わり、プルトニウムの再利用すらも


願望充足 現実歪曲

麻痺している判断力


ケケケ、ケケケ、ケケケッケー


それからしばらく経ってから

原発大事故大暴走

プルトニウムが飛散して、

日本中に大跋扈、

お爺ちゃんは驚いて、

頭を抱えて苦悩する

ケケケの奴が言うのには、

これでもう安心だ

誰も日本を欲しがらない

核の力で、日本を護った

約束通りだ

ケッケッケー


ケケケ、ケケケ、ケケケッケー


こうして日本は、

核の力で

侵略されずに済みました

日本人も、住めないけれど

気にしないでねぇ

奇形な生き物、たくさんいるけど、

気にしないでねぇ


こうして日本は、

核の力で

安心な国になりました

政治家、官僚、逃げちゃったけれど

気にしないでねぇ

世界中が、大迷惑でも

気にしないでねぇ


気にしないでねぇ


気・に・し・な・い・で・ねぇ


ケケケ、ケケケ、ケケケッケー

 今回は、ストーリー仕立ての歌詞、ロック、ボーカロイドの部品化の意味のある応用、という以上、三点にチャレンジしてみました。

 小説を書くのに、歌詞をストーリー仕立てにしないってのは、やっぱプライドとか色々刺激されていまして、やってみたいとずっと思っていたんです。

 もちろん、話は作れますよ。作れますけど、それを歌詞にして曲に合わせるまでとなると、作曲が初心者な僕には、ちょっと荷が重いと思って、今まで避けていたんです。

 で、そろそろ、ボーカロイドの扱いに慣れてきたって事もあって、今回はチャレンジしてみました。

 やってみて、やっぱり難しかったというのが正直なところです。うまく歌詞にできなくて、半分は「これ、語りだろっ」てな部分もつくっちゃったし… (でも、曲の中で、そこが一番気に入っているので、変なもんです)。

 ストーリー仕立ての歌詞といったらマンボウさんが有名ですが、凄いなぁって改めて思いました。ギャグから入って感動って流れのスタイルは、普通に小説でも難しいですよね。

 因みに、カラオケでマンボウさんの「粘着系男子の15年ネチネチ」を歌ったら、聞いていた野郎共は、涙ぐんでいました。全然、上手く歌えなかったのに… 。おのれぇ、なぜ、こんなもんが創れる…(嫉妬)。

 今回の曲で作ったお話は、「ケケケ…(原発推進)」って短編の別サイドです。裏では、こんな事も起こっていたよってな感じにしたつもりです。実は、短編で小説として書こうと思って考えたアイデアを没にしたものだったりするのですが。没の理由は、感情面に働きかけるニュアンスが強すぎて、「基本は、理性的に判断しなくちゃいけない」ってな僕のスタイルに一致していなかったからです。

 じゃ、どうして音楽には採用したのかというと、音楽に関しては、理屈を書くのにも限界があるので、これもアリかな?という点が一つと、後は、最近、原発への関心が弱くなってきているようなので、これくらいがちょうど良い感じなんじゃないかなぁ、という点が一つ。

 多分、熱が冷め始めてますよね… 原発反対。絶対、お偉い方々は、これを待っていましたよ。グダグダな流れで、原発利用継続を狙っている気がします。

 歌詞の文体は、曲に合わせ易かったし、子共っぽいもんが好きだってこともあって、拙い感じにしましたが、他意はないですよ。

 ま、それは置いておいて、作曲の話に移ると、今回はロックにチャレンジしてみました。ロック好きなのに、今までどうして手を出さなかったのか?って、自分でも思っています(ただ、これ、ロックはロックだけど、何のジャンルに属するのか、自分でもよく分かっていません……)。

 ――でもって、ホラーだし、反骨だしで、合っているのじゃないかと思って、メインの楽器に初のハードエレキギターを採用。本当はちょっと試してみる程度のつもりだったのですが、音が気持ち良かったので、そのまま行く事に。で、これにベースを合わせてみたら、あまりにも音が濃くなり過ぎたので、止めてクリーンエレキギターにしてみました。ピアノも何か似合わなかったので、カット。ドラムはもちろん必要だと思ったので追加……したのですが、作っているうちに彩りが欲しくなって、エレキなドラムも追加して、思わず二種類にしてしまった。

 ……結果、ギター二つ、ドラム二つ、というあまりなさそうなバンド構成に(音楽は素人なもので、本当に、珍しいのかどうかまでは知りません)。

 別に奇をてらった訳ではなく、作っていったらこんな感じになってしまったんです。

 因みに僕は楽器ができないので、作曲は鼻歌からが基本になります。初めに作ったのは「こうして日本は、核の力で侵略されずに済みました 日本人も、住めないけれど気にしないでねぇ」という部分。実は、この時点での曲調は全く違っていました。

 まぁ、何が言いたいのかというと、まだまだイメージ通りに作曲ができていません。その為の本を買ったので、次回はがんばります(でも、ざっと見てみて、次に作るつもりでいる曲の参考にはならない気もする)。

 後のチャレンジポイントは、ボーカロイド部品化の応用方法ですね。

 前回は、ほぼ意味もなく部品化で考えられる応用方法を試してみたのですが、今回は、ちゃんと効果を狙って使ってみました。主にはハモリです。でもって、加工した上でのハモリな部分もあるし、ボリュームを調整したりで、通常のボーカロイドでは実現が難しいと思います(つまり、部品化に意味があると言いたい)。

 後はコーラスってのもやってみました。ちょっと気に入っているけど、不安感や不快感を煽るような使い方をしたので、人によっては嫌がるかもしれません。

 それと、ハモリを追加したり、ここの歌詞は別のライブラリの方が良い、で追加したりをやっているうちに、いつの間にか、初音ミクのライブラリを、5つほど使っていたもので、「どうせなら」と思って、全て使い切ってやりました。

 正直、SoftとDarkに関しては、使う必要がなかった気がしますが、カオス感は出たので良かったと思っています。

 初音ミク・オリジナルと、追加ライブラリ6つで、合計7種類の声なので、これを初音七人衆と名付けました。

 タグに使ってやったぜ!(馬鹿馬鹿しい)

 まぁ、今までにも全ライブラリを利用した人はいるでしょうけどネェ。

 どうでも良いですが、今回はPV作成が大変でした。歌詞がストーリー仕立てだから、関連性無視って訳にはいかなくて、でも、そんな絵を描いている時間もなくて、でどう妥協しようかで、苦悩しながら、絶妙な手抜きゾーンを通り抜けた気でいます。

 手抜きしても、大変だったのですが。

 仕事から帰って来るのが、夜の10時過ぎとかで、それからセコセコと絵を描いて、深夜2時近くに眠る…… 常に寝不足状態の一週間でしたよ。

 ちょっと反省。

 人生は短いとはいえ、もうちょっとスローペースでもいいか……。

 あ、次回はもうちょっと普通っぽい(?)曲を目指そうと思っています。ではでは。

でもって、投稿したのが↓です。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm20483186

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