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パンダ  作者: 黒瀧
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第二話 彼女

パンダに初めて彼女が出来た。本気の恋だった。

高校生になった俺。

中学同様、ウザガってた奴も数名いたが、俺はクラスでも目立つ奴になっていた。

ここまで自分が変わるとは思わなかった。

正直自分でも信じられない。

小学生の時あんなにイジメられていた俺が此処まで成長するとは。

人生ってのは分からないものだ。

高校になると、こんな俺にも彼女が出来た。

俺の外見も全て好きだと言ってくれた。

俺は今まで本気で女の子を好きになった事がなかった。

何故なら女の子にもビビっていたから。

俺なんかが好きになったらきっと迷惑だと考えていた。

初めての本気の恋だった。

彼女の為なら死んでも良いと思える程、彼女を愛している自分がいた。

この『恋』とゆう夢から醒めたく無かった。此処が余りにも温かかったから。

俺は本気だったからどうしたら自分の気持ちを伝えられるか、結構真剣に考えた。

彼女は本当に可愛かった。

俺みたいな奴がこんな可愛い娘と付き合っていいのか。

とすら思った。

彼女は優しくて、たまにハニ噛むその笑顔が俺は大好きだった。

彼女と一生いれたら幸せだろうと思った。

ある日の事だった、俺と彼女が池袋でデートしている時の事だ。

向かい側からガラの悪い連中が歩いて来た。

俺はそっと彼女の手を掴んだ。

男たちは俺と彼女を取り囲んだ。

こうゆう連中には慣れていたが、こいつらは風格が違った。

一人一人が只ならぬ空気を持っていた。

俺は完全にビビった。

後から知った事だが、奴らは池袋周辺で勢力を伸ばし始めてるギャングチーム『睡蓮』の幹部達だった。

俺の足は震えた。彼女も震えていた。繋いだ手が次第に汗ばんで行くのが良く分かった。

読んでくれて有難う。第三話はギャングとパンダのお話です。よろしく。

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