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第一話 友達
パンダは苦しかった、辛かった。自分の容姿と葛藤し、友達を得た。
俺の名前は安達猛。
高校3年生。
友達からは『パンダ』って呼ばれてる。
何故パンダかって?それは俺の目のしたのクマが凄いからだ。
別に夜更かししてる訳でもない。
昔からそうだった。
そのせいでイジメにもあった。
俺は余り気が強く無いから、良い様に男子にイジメられた。
女子からも嫌われた。
女子からは白い目で見られ、まるで廃棄物を扱うように、俺から遠ざかった。
ただ、クマが酷いだけなのに、どうしてこんな思いをしなくてらならないのか、俺は毎日歩きながら考えていた。
一人で帰る通学路は異様に寂しくて、俺は良く泣きながら帰った。
中学生になると、嘘の様に友達が出来た。
もちろん中には気嫌いした奴もいたが。
俺はそんな事どうでも良くなっていた。
嬉しかった。
俺の外見じゃなく中身を見てくれた友達に感謝した。通学路、横には友達の笑顔があった。
読んでくれて有難う。第二話は高校生になってからのパンダだ。